NETSTAGE/FIC 統合ATM接続オプションは共有メモリを使用します。Linuxのシステムパラメタがデフォルト値では資源不足となる可能性がありますので、その場合はシステムパラメタを変更してください。本節では、NETSTAGE/FIC 統合ATM接続オプションを使用するために必要な設定値を説明します。
NETSTAGE/FIC 統合ATM接続オプションが使用する共有メモリを表A.1に示します。なお、共有メモリとは、System V 共有メモリのことをいいます。
No. | パラメタ | 内容 |
---|---|---|
1 | kernel.shmmax | 共有メモリセグメントの最大サイズ |
2 | kernel.shmall | システム上で同時に使用可能な共有メモリの合計サイズ |
3 | kernel.shmmni | 共有メモリセグメントの最大個数 |
kernel.shmmax
以下の値が現在の設定値より大きい場合に、以下の値を設定してください。
9990×(procgr定義文数2) + 8820450×procgr定義文数 + 37067400
kernel.shmall
以下の式により求められた値を加算してください。
[134217728(システム固定値) + Σ{14600×procgr定義文数2+11241580×procgr定義文数+7500×sys定義文のmaxrscオペランド値+24000×sys定義文のmaxpvcオペランド指定値+57110000}]÷ 4096
ΣはFIC識別子ごとの総和を示します。
kernel.shmmni
以下の式により求められた値を加算してください。
Σ(procgr定義文数×5+95)
ΣはFIC識別子ごとの総和を示します。