ここでは、格納構造の定義の適用について説明します。格納構造の定義の適用にはスコープ定義の適用があります。
スコープ定義の適用は、APPLY SCOPE文で行います。スコープ定義をある利用者に適用することにより、利用者は、指定された範囲で表のデータ操作ができます。
APPLY SCOPE文の実行者は、スコープの定義者でなければなりません。
スコープの適用の例を、以下に示します。
利用者“SUZUKI”にスコープ“東京スコープ”を適用します。
APPLY SCOPE 東京スコープ ↑ スコープ名 TO SUZUKI ↑ 認可識別子
スコープ名
スコープ名は、表の利用者に対して適用するスコープの名前を指定します。スコープ名には、36文字以内の先頭が英字で始まる英数字、または18文字以内の日本語文字列を指定します。
スコープ名は、CREATE SCOPE文で定義されていなければなりません。スコープ名はデータベース内で一意です。
認可識別子は、スコープの利用者を指定します。