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Symfoware Server V12.2.0 RDB運用ガイド(データベース定義編)
FUJITSU Software

2.7.5 インデックスのDSI定義

インデックスのDSIの定義は、CREATE DSI文を使用して行います。インデックスのDSI定義はインデックスのDSO定義に従ってデータベーススペースとの割付けを行います。

すでにデータが格納されている表のDSIに対して、新たなインデックスのDSI定義を追加することが可能です。

インデックスのDSI定義の例を以下に示します。

インデックスのDSI定義

CREATE DSI  製品番号IXDSI     INDEX     DSO  製品番号IXDSO
                   ↑                                  ↑
                  DSI名                               DSO名

       BASE 在庫表DSI
                 ↑
              表のDSI名

       ALLOCATE BASE   ON   DBSP_1    SIZE  200K,  ←スペース割付け
                INDEX  ON   DBSP_1    SIZE   40K,  ←スペース割付け
                              ↑             ↑
                         データベース     割付け量
                         スペース名

       EXPAND ON DBSP_1 ALARM 150K CAPACITY 0K SIZE 1M
                   ↑          ↑           ↑      ↑
             容量拡張先     アラーム     拡張契機  拡張量
             データベース   ポイント
             スペース名

DSI

DSI名には、36文字以内の先頭が英字で始まる英数字、または18文字以内の日本語文字列を指定します。なお、DSI名は、データベース内で一意です。

DSO

CREATE DSO文で指定したインデックスのDSO名を指定します。

表のDSI

対応する実表をDSI名で指定します。表の分割運用を行う場合、インデックスは、表のDSIごとに作成します。表の分割運用を行わない場合は、表のDSI名を指定することはできません。

スペース割付け

インデックスのDSIに対して物理的なスペースを割り付ける指定をします。

データを物理的に格納するデータベーススペース名およびデータベーススペース中に、このDSI用に獲得する格納領域の大きさを指定します。

データベーススペース名

実際にインデックスのデータを格納する、物理的なデータベーススペース名を指定します。

スケーラブルログ運用を行う場合、データを複数のデータベーススペースに格納するときは、同じロググループ内のデータベーススペース名を指定します。

また、データを暗号化する場合は、以下の注意事項があります。

割付け量

割付け量には、データベーススペース中に獲得する格納領域の大きさを、符号なし整数と単位記号(KまたはM)の組合せで指定します。単位記号Kはキロバイト、単位記号Mはメガバイトを示します。

割付け対象のデータベーススペースに、割付け量分の連続領域が存在しない場合、複数の領域に分割して割付けることがあります。複数の領域に分割されたかどうかは、rdbprtコマンドの出力結果で確認できます。DSI情報のAllocation informationのAllocate sizeに、指定した割付け量以下の値が表示された場合、複数の領域に分割して割付けられたと判断できます。

参照

rdbprtコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

容量拡張先データベーススペース名

自動容量拡張するデータベーススペース名を指定します。

スケーラブルログ運用を行う場合、データを複数のデータベーススペースに格納するときは、同じロググループ内のデータベーススペース名を指定します。

また、データを暗号化する場合は、以下の注意事項があります。

容量拡張定義を省略した場合、省略値は以下となります。

拡張領域の割付け先: DSIの割付け先のデータベーススペース

アラームポイント : 【ベース部の割付け量 × 80%】以下となるページ長の倍数の最大値

拡張契機 : 0キロバイト

拡張量 : 1024キロバイト

注意

容量拡張先データベーススペースには、拡張量に指定した値以上の空き領域を用意してください。

また容量拡張定義を省略した場合、DSIの割付け先のデータベーススペースを容量拡張先データベーススペースとするため、DSIの割付け先のデータベーススペースに拡張量に指定した値以上の空き領域を用意してください。

アラームポイント

アラームポイントの契機をDSIの使用容量で指定します。

使用容量は、符号なし整数と単位記号(KまたはM)の組合せで指定します。単位記号Kはキロバイト、単位記号Mはメガバイトを示します。

拡張契機

自動容量拡張の拡張契機をDSIの空きページ容量で指定します。

空きページ容量は、符号なし整数と単位記号(KまたはM)の組合せで指定します。単位記号Kはキロバイト、単位記号Mはメガバイトを示します。

拡張量

DSIの拡張領域の割付け量として、ベース部のページ長以上の値を指定します。

拡張量は、符号なし整数と単位記号(KまたはM)の組合せで指定します。単位記号Kはキロバイト、単位記号Mはメガバイトを示します。

拡張量は、ページ長単位に繰り上げますので、ベース部のページ長の倍数で指定してください。

インデックス部の拡張量は、ベース部の5分の1の値となります。ベース部の5分の1がインデックス部のページ長の倍数でない場合、インデックス部のページ長の倍数に繰り上げます。

割付け対象のデータベーススペースに、拡張量分の連続領域が存在しない場合、複数の領域に分割して割付けることがあります。複数の領域に分割されたかどうかは、rdbprtコマンドの出力結果で確認できます。DSI情報のAllocation informationのAllocate sizeに、指定した拡張量以下の値が表示された場合、複数の領域に分割して割付けられたと判断できます。