本テンプレートは以下の順序で処理を自動的に実行します。
ミドルウェアインスタンスを追加する業務システムの情報を確認します。
指定した条件に従い、ミドルウェアインスタンスを作成します。
2で作成したミドルウェアインスタンスのリソース制御設定を行います。
2で作成したミドルウェアインスタンスを業務システムに追加します。
2で追加したミドルウェアインスタンスを起動します。
結果通知メールを送信します。
プロセスインスタンスが正常終了した後の各ミドルウェアインスタンスの状態を以下に示します。
ミドルウェアインスタンス | プロセスインスタンス完了後の状態(業務サーバがRed Hat Enterprise Linux 6の場合) | プロセスインスタンス完了後の状態(業務サーバがRed Hat Enterprise Linux 7の場合) |
---|---|---|
業務ユニット | PCMIサービスが停止 | PCMIサービスが起動 |
Webサーバが停止 | Webサーバ名が“FJapache”のWebサーバが起動 | |
DBインスタンス | 停止 | 停止 |
サブシステム | ジョブ実行制御が停止 | ジョブ実行制御が起動 クラスタ環境の場合は、ジョブ実行制御が停止 |
ジョブスケジューラが停止 | ジョブスケジューラが起動 クラスタ環境の場合は、ジョブスケジューラが停止 |
注意
Webサーバ名が“FJapache”以外のWebサーバを作成する場合は、ミドルウェアインスタンスの追加が完了後に手動で追加してください。
正常終了メールで通知されるパスワードは一時的なパスワードです。必ず変更してください。
正常終了メールで通知されるDBインスタンス管理者の仮パスワードは、一時的なパスワードです。必ず業務システム作成情報でユーザーIDに指定したOSユーザーのパスワードと同じパスワードに変更してください。
ミドルウェアインスタンスを追加した業務サーバのRed Hat Enterprise Linuxのバージョンが“7”で、かつ、クラスタ環境でない場合、ミドルウェアインスタンス追加完了後、業務ユニット、サブシステムは起動状態になります。
業務システムに含まれる作成済みミドルウェアインスタンスの状態は変更しません。
ミドルウェアインスタンスの追加プロセスの実行中に異常が発生した場合は、以下の処理を行います。
すでに作成が完了したミドルウェアインスタンス
本テンプレートが自動で削除を行います。また、cgroupの設定も削除します。なお、ミドルウェアインスタンスの追加プロセスの実行前にすでに作成されていたミドルウェアインスタンスは削除しません。
作成中に異常が発生したミドルウェアインスタンス
原因に対処した後に、必要に応じて作成途中のインスタンスの削除を行ってください。その際に、ミドルウェアインスタンスの削除テンプレートは使用できません。
異常が発生したミドルウェアインスタンスについて、残る可能性がある資源は以下のとおりです。
Interstage Application Server 業務ユニットの場合
特にありません。
Symfoware Server DBインスタンスの場合
データベースのデータを格納するディレクトリ
データベースのバックアップを格納するディレクトリ
トランザクションログを格納するディレクトリ
Systemwalker Operation Manager サブシステムの場合
特にありません。
登録したOSのユーザーID/グループID
削除しません。必要に応じて削除してください。
対処実施後に再度ミドルウェアインスタンスの追加を行ってください。また、各ミドルウェアのインスタンスの削除方法や、異常時の対処については、各ミドルウェアのマニュアルを参照してください。