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Symfoware Analytics Server(Operational Data Store編) アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

1.2.1 抽出時に必要な情報の整理

制御サーバセットに抽出を依頼する際に必要な情報を以下に示します。事前に整理しておくとアプリケーションの開発がスムーズに進められます。

表1.1 抽出依頼時に必要な情報

名称

決定指針

備考

制御サーバセットのホスト名

抽出制御プロセスが動作する制御サーバセットのホスト名またはIPアドレスを設定します。

必須項目です。
Java APIのsetRequestorHostNameメソッドで指定します。

抽出依頼の受付ポート番号

抽出制御動作環境定義ファイルのRequestorPortパラメタに定義した値を設定します。

必須項目です。
Java APIのsetRequestorPortNoメソッドで指定します。

抽出対象となる実行クラス名

抽出制御動作環境定義ファイルのClassパラメタに定義した値から、目的にあったクラス名を決定します。

必須項目です。
Java APIのsetTargetClassNameメソッドで指定します。

抽出対象となるカテゴリ名

資源管理情報の表示コマンド(iiscat)で確認し、決定します。

必須項目です。
Java APIのsetCategoryNameメソッドで指定します。

抽出対象のデータ形式

資源管理情報の表示コマンド(iiscat)で確認し、決定します。

必須項目です。
Java APIのsetTargetFileTypeメソッドで指定します。

依頼ID

抽出依頼ごとに一意になるよう、決定します。

Java APIのRequestIDメソッドで指定します。
抽出制御機能側で、抽出依頼単位で抽出制御ログやAPI連携機能のログの行を特定したい場合や、グルーピングしたい場合などに指定します。
アプリケーションの処理と紐付けることができるので、エラー発生時の原因を特定する際に有効です。

タイムアウト時間

抽出処理の最大応答待ち時間を設定します。業務に合わせて、0~70000(単位は分)の範囲で決定します。

動作設定ファイルのtimeoutパラメタ、またはJava APIのsetTimeoutメソッドで指定します。両方を指定した場合は、setTimeoutメソッドで指定した値が有効になります。

参照

抽出制御動作環境定義ファイルについては、“導入ガイド”の“抽出制御動作環境定義ファイルのパラメタ”を参照してください。

iiscatコマンドでカテゴリ名、およびデータ形式を確認する方法については、“運用ガイド”の“カテゴリ定義情報の一覧表示”を参照してください。

動作設定ファイルについては、“1.3.5.3 動作設定ファイル(dfhexapi_setting.properties) ”を参照してください。

Java APIの詳細については、“Java APIリファレンス”を参照してください。