カテゴリ管理テーブルのフラグメンテーションの解消方法について説明します。
カテゴリ管理テーブルのフラグメンテーションの解消は、監視の結果から解消すべきと判断した場合に行います。カテゴリ管理テーブルのフラグメンテーションの解消処理中は、Interstage Information Storageのロード、抽出、資源管理コマンドを実行しないでください。
退避ファイルの格納先フォルダの作成
退避ファイルの格納先となるフォルダを作成します。
退避ファイルは、アンロード用のスクリプトの実行により、資源管理のデータが退避されるファイルです。
退避ファイルの格納先に必要なディスク容量は、"3.7.1 カテゴリ管理テーブルのフラグメンテーションの監視"の手順4.で表示されたCATEGORY TABLE SIZEの値になります。
注意
格納先フォルダに以前の退避ファイルがある状態で、アンロード用のスクリプトを実行すると、エラーになります。
スクリプトの修正
カテゴリ管理テーブルのフラグメンテーションの解消では、以下のサンプルスクリプトをコピーして作成してください。
アンロード用のサンプルスクリプト
/opt/FJSViis/SHELL/iisrmunload.sh.sample
<IISインストールディレクトリ>\FJSViis\SHELL\iisrmunload.sh.sample
ロード用のサンプルスクリプト
/opt/FJSViis/SHELL/iisrmload.sh.sample
<IISインストールディレクトリ>\FJSViis\SHELL\iisrmload.sh.sample
アンロード用のスクリプトの修正
カテゴリIDを元にしたカテゴリ管理テーブル名と、手順1.で作成した退避ファイルの格納先に合わせ、スクリプトの以下箇所(斜体)を修正します。以下はカテゴリIDが2の例です。
TABLENAME=DDT_DETF_CAT00002_TDSI …(1) UNLOAD_DATA_FILE=/IIS/backup_data/CAT00002 …(2)
TABLENAME=DDT_DETF_CAT00002_TDSI …(1) UNLOAD_DATA_FILE=C:\IIS\backup_data\CAT00002 …(2)
(1) “DDT_DETF_CAT[0詰め5桁のカテゴリID]_TDSI”を指定します。カテゴリIDには“3.7.1 カテゴリ管理テーブルのフラグメンテーションの監視”で取得した値を指定します。
(2) 手順1.で作成したディレクトリを含めて退避ファイル名を指定します。
ロード用のスクリプトの修正
アンロード用のスクリプトで指定したパラメタに合わせて、スクリプトの以下箇所(斜体)を修正します。
TABLE_NAME=DDT_DETF_CAT00002_TDSI …(1) LOAD_DATA_FILE=/IIS/backup_data/CAT00002 …(2)
TABLE_NAME=DDT_DETF_CAT00002_TDSI …(1) LOAD_DATA_FILE=C:\IIS\backup_data\CAT00002 …(2)
(1) アンロード用のスクリプトのTABLE_NAMEと同じ値を指定します。
(2) アンロード用のスクリプトのUNLOAD_DATA_FILEと同じ値を指定します。
データのアンロード
修正したアンロード用のスクリプトを実行します。
スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(logunload_IIS.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したディレクトリに出力されます。
データのロード
修正したロード用のスクリプトを実行します。
スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(logload_IIS.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したディレクトリに出力されます。
注意
データのアンロードとデータのロードの間に、データの格納およびデータの削除は行わないでください。資源管理だけロード時にアンロード時した時の状態に戻ってしまいます。
各スクリプトは強制終了不可能です。強制終了した場合は運用が継続できなくなることがありますので、強制終了は行わないでください。
ロードが正常に終了したら、アンロードで退避したファイルについては削除してください。
各スクリプトのログファイル(logunload_IIS.txt、logload_IIS.txt)は追記モードのため繰り返し実行すると増加します。利用者にて削除してください。
参照
フラグメンテーションの解消時に出力される可能性の高いメッセージは、“付録D フラグメンテーションの解消時のメッセージと対処”に抜粋していますので、参照してください。