ページの先頭行へ戻る
Symfoware Analytics Server(Operational Data Store編) 運用ガイド
FUJITSU Software

3.7.1 カテゴリ管理テーブルのフラグメンテーションの監視

カテゴリ管理テーブルのフラグメンテーションの監視方法について説明します。

なお、カテゴリ管理テーブルのフラグメンテーションの監視は資源管理の起動中に実行できます。

  1. カテゴリIDの取得

    カテゴリ管理テーブルのフラグメンテーションを監視するために、カテゴリごとに付与されているカテゴリIDが必要です。カテゴリIDはdcccatコマンドで確認します。

    カテゴリ名CATのカテゴリIDを調査する

    dcccat cat_name=CAT  <Enter>
    FSP_INTS-IS_IIS: INFO: dcx00122-i: プログラムを開始します。(dcccat)
    
    動作条件情報                                                 2012/08/27 14:08:07
    
      カテゴリ名: CAT
      カテゴリID: 2              ・・・カテゴリに付与されたカテゴリID
      カテゴリ定義機能のバージョン: 10.1.0
    
    ~以下略~
    

    参照

    dcccatコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。

  2. スクリプトの修正

    手順1.で取得したカテゴリIDを使って、スクリプトを修正します。以下のサンプルスクリプトをコピーして利用してください。

    Linux/opt/FJSViis/SHELL/iisrmcheck.sh.sample
    Windows<IISインストールディレクトリ>\FJSViis\SHELL\iisrmcheck.sh.sample


    スクリプトの以下箇所(斜体)を、環境に合わせて修正します。以下はカテゴリIDが2の例です。

    TABLENAME=DDT_DETF_CAT00002_TDSI                          …(1)
    DBSPNAME=STDBSP003                                        …(2) 

    (1) "DDT_DETF_CAT[0詰め5桁のカテゴリID]_TDSI"です。カテゴリIDには手順1.で取得した値を指定します。
    (2)カテゴリ管理テーブルのサイズを割り当てた管理領域を指定します。

  3. スクリプトの実行

    手順2.で修正したスクリプトを実行します。
    スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(logcheck_IIS.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したディレクトリ配下に出力されます。

  4. 結果の確認

    1. スクリプトの実行結果を確認します。
      実行結果は、テキスト形式としてログファイル(logcheck_IIS.txt)に出力されます。
      以下に出力形式を示します。

      DSI(INFOSTORAGEDB.DDT_DETF_CAT[0詰め5桁のカテゴリID]_TDSI),TYPE(SEQUENTIAL),DATA(aa,bb,cc,dd,ee)
      CATEGORY TABLE SIZE : xx                                     (1)

      (1) 退避ファイルの格納先に必要なディスク容量です。単位はバイトです。

    2. 実行結果が以下のいずれかの場合、フラグメンテーションの解消を実行してください。

      • “ccが10%以上”かつ“bb≒cc/2(bbがccの半分程度)”の場合

      • “ccが100%”かつ“eeが100%未満”の場合

      実行結果の例を以下に示します。

      DSI(INFOSTORAGEDB.DDT_DETF_CAT00002_TDSI),TYPE(SEQUENTIAL),DATA(356,14%,26%,64,41%)
      CATEGORY TABLE SIZE :2097152

      この例では、ccが26%で10%よりも多く、ccの半分が13%、bbが14%で、ほぼ同じ値になるため、フラグメンテーションの解消を実行してください。

注意

スクリプトのログファイル(logcheck_IIS.txt)は、追記モードのため繰り返し実行すると増加します。利用者にて削除してください。