カテゴリ管理テーブルのフラグメンテーションの監視方法について説明します。
なお、カテゴリ管理テーブルのフラグメンテーションの監視は資源管理の起動中に実行できます。
カテゴリIDの取得
カテゴリ管理テーブルのフラグメンテーションを監視するために、カテゴリごとに付与されているカテゴリIDが必要です。カテゴリIDはdcccatコマンドで確認します。
例
カテゴリ名CATのカテゴリIDを調査する
dcccat cat_name=CAT <Enter> FSP_INTS-IS_IIS: INFO: dcx00122-i: プログラムを開始します。(dcccat) 動作条件情報 2012/08/27 14:08:07 カテゴリ名: CAT カテゴリID: 2 ・・・カテゴリに付与されたカテゴリID カテゴリ定義機能のバージョン: 10.1.0 ~以下略~
スクリプトの修正
手順1.で取得したカテゴリIDを使って、スクリプトを修正します。以下のサンプルスクリプトをコピーして利用してください。
/opt/FJSViis/SHELL/iisrmcheck.sh.sample
<IISインストールディレクトリ>\FJSViis\SHELL\iisrmcheck.sh.sample
スクリプトの以下箇所(斜体)を、環境に合わせて修正します。以下はカテゴリIDが2の例です。
TABLENAME=DDT_DETF_CAT00002_TDSI …(1) DBSPNAME=STDBSP003 …(2)
(1) "DDT_DETF_CAT[0詰め5桁のカテゴリID]_TDSI"です。カテゴリIDには手順1.で取得した値を指定します。
(2)カテゴリ管理テーブルのサイズを割り当てた管理領域を指定します。
スクリプトの実行
手順2.で修正したスクリプトを実行します。
スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(logcheck_IIS.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したディレクトリ配下に出力されます。
結果の確認
スクリプトの実行結果を確認します。
実行結果は、テキスト形式としてログファイル(logcheck_IIS.txt)に出力されます。
以下に出力形式を示します。
DSI(INFOSTORAGEDB.DDT_DETF_CAT[0詰め5桁のカテゴリID]_TDSI),TYPE(SEQUENTIAL),DATA(aa,bb,cc,dd,ee)
CATEGORY TABLE SIZE : xx …(1)
(1) 退避ファイルの格納先に必要なディスク容量です。単位はバイトです。
実行結果が以下のいずれかの場合、フラグメンテーションの解消を実行してください。
“ccが10%以上”かつ“bb≒cc/2(bbがccの半分程度)”の場合
“ccが100%”かつ“eeが100%未満”の場合
実行結果の例を以下に示します。
DSI(INFOSTORAGEDB.DDT_DETF_CAT00002_TDSI),TYPE(SEQUENTIAL),DATA(356,14%,26%,64,41%) CATEGORY TABLE SIZE :2097152
この例では、ccが26%で10%よりも多く、ccの半分が13%、bbが14%で、ほぼ同じ値になるため、フラグメンテーションの解消を実行してください。
注意
スクリプトのログファイル(logcheck_IIS.txt)は、追記モードのため繰り返し実行すると増加します。利用者にて削除してください。