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Symfoware Analytics Server(Operational Data Store編) 導入ガイド
FUJITSU Software

6.3 データの抽出

抽出コマンドを実行して、抽出処理が正常に動作するかを確認します。

マルチサーバ構成の場合、業務定義ファイルの修正が必要となります。

業務定義ファイルは、以下の場所に格納されています。

Linux/opt/FJSViisap/sample/business_file_sample.xml
Windows<IISインストールディレクトリ>\FJSViisap\sample\business_file_sample.xml

修正を行う項目は以下の通りです。

項目名

意味

説明

requestorHost

抽出制御プロセスが動作するホスト名またはIPアドレス

抽出制御プロセスが動作するホスト名またはIPアドレスを記述します。
ホスト名を記述する場合、事前にホストファイル(※)にホスト名を登録してください。

※ホストファイル

Linux/etc/hosts

Windows%SystemRoot%\System32\drivers\etc\hosts

requestorPort

抽出制御プロセスの受付ポート番号

抽出制御プロセスが抽出処理依頼を受け付けるTCPポート番号を記述します。
抽出制御動作環境定義ファイルのRequestorPortの設定値と同じ値を記述してください。

参照

業務定義ファイルの書式の詳細は、運用ガイドの“業務定義ファイルの作成”を参照してください。

また、抽出制御動作環境定義ファイルの詳細は、“B.2 抽出制御動作環境定義ファイルのパラメタ”を参照してください。

IIS クライアントセットの配置先サーバノードにてdfbselectコマンドを実行して、サンプルカテゴリにロードしたファイルからデータの抽出を行います。

Linuxdfbselect bus_file=/opt/FJSViisap/sample/business_file_sample.xml 
prop_file=/opt/FJSViisap/sample/properties_file_sample select_file=/tmp/select_file 
class_name=[実行クラス名] <ENTER>
Windowsdfbselect bus_file=<IISインストールディレクトリ>\FJSViisap\sample\business_file_sample.xml 
prop_file=<IISインストールディレクトリ>\FJSViisap\sample\properties_file_sample select_file=%TEMP%\select_file 
class_name=[実行クラス名] <ENTER>

ポイント

オールインワン構成の場合、実行クラス名は“Class1”となります。

dfbselectコマンドが正常に終了すると、dfbselectコマンドのselect_fileで指定したファイルに抽出されたデータが出力されます。

抽出結果ファイルの内容は、以下のとおりです。

Linuxcat /tmp/select_file <Enter>

no,name,age,post,tel
001,山田,30,AAA部門,111-1111
003,田中,30,BBB部門,333-3333
Windowstype %TEMP%\select_file <Enter>

no,name,age,post,tel
001,山田,30,AAA部門,111-1111
003,田中,30,BBB部門,333-3333