資源管理へ接続を行うための設定ファイルを編集します。
“2.4.3 タイマー設計”で“TRAN_TIME_LIMIT”の値を変更した場合、資源管理接続設定ファイルを編集してください。
変更対象のファイルは、制御サーバセットとロードサーバセットが同一サーバマシンに配置されているか、別サーバマシンに配置されているかで異なります。
制御サーバセットとロードサーバセットが同一サーバマシンに配置されている場合、本作業は“4.4.3.1 資源管理の操作待ち時間の編集”で実施済みのため不要です。
制御サーバセットの配置先 | 変更対象のファイル | ファイルの格納先パス |
---|---|---|
ロードサーバセットと別サーバマシンに配置 | 資源管理接続設定ファイル |
|
変更対象のファイルの以下の行の数値を変更してください。
TRAN_TIME_LIMIT = (120)
制御サーバセットとロードサーバセットを別サーバマシンに配置する場合は、ロードサーバセットの配置先サーバマシンにおいてリモート用接続設定の値を変更する必要があります。
/opt/FJSViis/etc/iissqlenvr
<インストールディレクトリ>\FJSViis\etc\iissqlenvr
iissqlenvrファイルの内容は、以下のとおりです。
;動作環境ファイル リモート接続Ver. TRAN_TIME_LIMIT = (120) SERVER_SPEC = (RDB2_TCP,INFOSTORAGEDB,INFOSTORAGEDB,[資源管理の配置先サーバマシン名],[ポート番号]) 例)SERVER_SPEC = (RDB2_TCP,INFOSTORAGEDB,INFOSTORAGEDB,stdb001f,2050) ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;デフォルト接続時のデータベース名 ; 書式:DEFAULT_CONNECTION = (データベース名, ユーザ名, パスワード) ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; DEFAULT_CONNECTION = (INFOSTORAGEDB,[IIS管理者],[ユーザのパスワード]) 例)DEFAULT_CONNECTION = (INFOSTORAGEDB,infostorage,infostorage) ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;結合表と他の表のジョイン順 ; 注意:変更しないこと ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; JOIN_ORDER = (AUTO)
[資源管理の配置先サーバマシン名]と[ポート番号]、[IIS管理者名]、[ユーザーのパスワード]を変更してください。
設定する値の説明について、以下に示します。
パラメタ名 | 意味 |
---|---|
資源管理の配置先サーバマシン名 | 制御サーバセットを配置したサーバマシンのホスト名です。 |
ポート番号 | 制御サーバセットの配置先サーバマシンの接続先ポート番号です。省略時は6490が設定されています。 |
IIS管理者のユーザー名です。 | |
ユーザーのパスワード | IIS管理者のログインパスワードです。 |
注意
ポート番号は、“2.2.3 ポート番号の設計”でiisrdbのポート番号を変更している場合にだけ修正してください。変更していない場合は、修正する必要はありません。