実行ユーザーと出力ファイルの権限について設計します。
Interstage Information Storageは、以下のユーザーにより運用します。
インストールを行った管理者権限を持つユーザー
注意
Administratorユーザー以外のインストールを行った管理者権限を持つユーザーで運用する場合、コマンドプロンプトを“管理者として実行”モードで起動したあと、各コンポーネントのコマンドを実行してください。
Interstage Information Storage管理者ユーザー(以降、IIS管理者と略します)
Interstage Information Storageの機能によって実行可能なユーザーが異なります。
各ユーザーが実行可能なコンポーネントについて以下の表に示します。
コンポーネント名 | 実行ユーザー | |
---|---|---|
スーパーユーザーまたはインストールを行った管理者権限を持つユーザー | IIS管理者 | |
ロードコマンド | ○ | ○ |
抽出制御プロセス | ○ | × |
資源管理常駐プロセス | ○ | × |
資源管理コマンド | ○ | × |
資源管理 | ○ | × |
カテゴリ定義コマンド | ○(注) | ○ |
データ抽出エージェント | ○ | × |
データ抽出セル | ○ | × |
抽出コマンド・API連携 | ○ | ○ |
カテゴリ定義画面 | - | - |
○:実行できます。
×:実行できません。
-:Windowsでの操作なので、上記の実行ユーザーによる制限はありません。
注) スーパーユーザーで定義したカテゴリには、スーパーユーザーでだけデータの格納が行えます。
注) インストールを行った管理者権限を持つユーザーで定義したカテゴリには、そのユーザーでだけデータの格納が行えます。
出力ファイルの権限
各コンポーネントが出力するファイルの出力先ディレクトリおよび各機能が出力するファイルについて、実行ユーザーに対する権限を与える必要があります。
各コンポーネントが出力するファイルについて、以下の表に示します。各出力ファイルの出力先については、“1.3 ファイル構成”を参照してください。
コンポーネント | 出力ファイル | 備考 |
---|---|---|
ロードコマンド | 蓄積データファイル | ロードコマンドの実行ユーザーに作成先ディレクトリのwrite権限が必要 |
コマンド結果ファイル | ロードコマンドの実行ユーザーに指定パスのwrite権限が必要 | |
資源管理ログファイル | ||
抽出制御プロセス | 抽出制御ログファイル | |
抽出制御コアファイル | ||
資源管理常駐プロセス | 資源管理ログファイル 資源管理調査用ログファイル | |
抽出対象リストファイル | ||
資源管理コマンド | コマンド結果ファイル | ファイル削除コマンドの実行ユーザーに指定パスのwrite権限が必要 |
資源管理ログファイル | ||
資源管理 | 資源管理運用ログファイル | |
カテゴリ定義コマンド | 資源管理ログファイル 資源管理調査用ログファイル | |
データ抽出エージェント | データ抽出エージェントログファイル | |
データ抽出エージェントコアファイル | ||
データ抽出セル | データ抽出セルログファイル | |
データ抽出セルコアファイル | ||
抽出結果中間ファイル | 抽出コマンドの実行ユーザーに作成先ディレクトリのwrite権限が必要 | |
抽出コマンド・ | 抽出結果ファイル | |
抽出コマンドログファイル | ||
API連携ログファイル | ||
カテゴリ定義画面 | カテゴリ定義ファイル |
備考. 異常時に出力されるコアファイルは除外しています。