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Symfoware Analytics Server(Operational Data Store編) 導入ガイド
FUJITSU Software

1.3 ファイル構成

Interstage Information Storageのファイル構成図を以下の図に示します。

以降の説明はマルチサーバ構成を前提として説明します。

図1.5 ファイル構成図


以下に各サーバセットと共用ディスク上に配置するファイルについて説明します。

表1.6 制御サーバセットのファイル一覧

ファイル種別

ファイル数

用途

配置位置

種別
(注1)

抽出制御動作環境定義ファイル

1

抽出制御プロセスが起動時に読み込む設定ファイル

Linux/opt/FJSViisde/etc/requestor/dereq1.cfg

Windows<IISインストールディレクトリ>\FJSViisde\etc\requestor\dereq1.cfg

設定

抽出制御ログファイル

複数

抽出制御プロセスが出力するログファイル

抽出制御動作環境定義ファイルのLogFileFolderに出力ディレクトリ名を絶対パスで定義します。

ログ

抽出制御コアファイル

複数

抽出制御プロセスに異常が発生した場合の調査資料

抽出制御動作環境定義ファイルのCoreFileFolderに出力ディレクトリ名を絶対パスで定義します。

ログ

資源管理動作環境定義ファイル

1

資源管理常駐プロセスや資源管理コマンド、カテゴリ定義コマンドが起動時に読み込む設定ファイル

Linux/opt/FJSViis/etc/dc_sysenv

Windows<IISインストールディレクトリ>\FJSViis\etc\dc_sysenv

設定

資源管理ログファイル

複数

資源管理常駐プロセスや資源管理コマンド、カテゴリ定義コマンドが出力するログファイル

資源管理動作環境定義ファイルのDE_SYSLOGFILEにファイル名を絶対パスで指定します。

ログ

資源管理コアファイル

複数

資源管理常駐プロセスに異常が発生した場合の調査資料

dcdaemonコマンドを実行したディレクトリ配下

ログ

資源管理調査用ログファイル

複数

調査時に採取する調査用ファイル

資源管理動作環境定義ファイルのDE_USRLOGFILEにファイル名を絶対パスで指定します。

ログ

コマンド結果ファイル

複数

ファイル削除コマンドが、処理の結果を出力するファイル

コマンド実行時のパラメタで指定します。

資源管理接続設定ファイル

1

資源管理常駐プロセスが資源管理に接続するための設定ファイル

環境変数SQLRTENVにファイル名を絶対パスで指定します。

設定

抽出対象リストファイル

複数

抽出制御プロセスに抽出対象ファイルの一覧を渡すための中間ファイル

資源管理動作環境定義ファイルのDE_FLISTDIRに出力ディレクトリ名を絶対パスで定義します。

資源管理運用ログファイル

複数

資源管理が出力するログファイル

RDB構成パラメタファイルのRDBREPORTで出力ディレクトリ名を絶対パスで指定します。

ログ

RDB構成パラメタファイル

1

資源管理が起動時に読み込む設定ファイル

Linux/opt/FJSVrdb2b/etc/iisrdb.cfg

Windows<IISインストールディレクトリ>\FJSVrdb2b\etc\iisrdb.cfg

設定

システム用動作環境ファイル

1

システム全体のアプリケーションの動作環境をチューニングする場合に利用します。資源管理が起動時に読み込む設定ファイル

Linux/opt/FJSVrdb2b/etc/iis_fssqlenv

Windows<IISインストールディレクトリ>\FJSVrdb2b\etc\iis_fssqlenv

設定

ログ管理ファイル

1

テンポラリログファイルとアーカイブログファイルを管理するファイルです。

RDB構成パラメタファイルのRDBLOGMANAGEで出力ディレクトリ名を絶対パスで指定します。

ログ

テンポラリログファイル

1

処理が異常終了した場合や資源管理を強制終了した場合に備えて、資源管理の更新履歴を保存する資源

コマンド実行時のパラメタで指定します。

ログ

アーカイブログファイル

複数

障害が発生した時のリカバリに備えて、資源管理の更新履歴を保存する資源

コマンド実行時のパラメタで指定します。

ログ

RDBディクショナリ

1

資源管理が動作するために必要な情報を管理する資源

コマンド実行時のパラメタで指定します。

RDBディレクトリファイル

2

資源管理が動作するために必要な情報を管理する資源

RDB構成パラメタファイルのRDBDIRSPACE1で出力ディレクトリ名を絶対パスで指定します。

管理領域

複数

ユーザーが格納したファイルの情報を管理する資源

Linux/opt/FJSViis/SHELL/mkdbsp.ddl

Windows<IISインストールディレクトリ>\FJSViis\SHELL\mkdbsp.ddl

RDBコアファイル

複数

資源管理プロセスに異常が発生した場合の調査資料

RDB構成パラメタファイルのRDBCOREで出力ディレクトリ名を絶対パスで指定します。

ログ

カテゴリ定義ファイル

1

カテゴリ定義画面で行ったカテゴリ定義の変更内容が記述されたファイル

ユーザーが任意の場所にアップロードします。

DB環境定義ファイル

1

カテゴリ追加時に資源管理の管理領域情報を記載する設定ファイル(注2)

Linux/opt/FJSViiscd/etc/DDF_DBEnvSettings.ini

Windows<IISインストールディレクトリ>\FJSViiscd\etc\DDF_DBEnvSettings.ini

設定

注1) ファイルの種別を示します。
・設定:セットアップ時に作成する動作環境を定義した設定ファイル
・ログ:ログファイルまたはコアファイル
・他:処理の結果生成されるファイルなど
注2) DB環境定義ファイルの内容、使用方法については“運用ガイド”の“DB環境定義ファイルの編集”を参照してください。


表1.7 IISクライアントセットのファイル一覧

ファイル種別

ファイル数

用途

配置位置

種別
(注1)

抽出プロパティファイル

複数

抽出コマンド実行時に指定する、抽出条件が記述されているファイル(注2)

コマンド実行時のパラメタで指定します。

業務定義ファイル

1

抽出コマンド実行時に指定する、抽出実行に必要な情報が記述されているファイル(注3)

コマンド実行時のパラメタで指定します。

抽出コマンドログファイル

複数

抽出コマンドが出力するログファイル

log4j設定ファイルの“log4j.appender.R.File”にファイル名を絶対パスで定義します。

ログ

API連携ログファイル

複数

API連携が出力するログファイル(注4)

log4j設定ファイルの“log4j.appender.API.File”にファイル名を絶対パスで定義します。

ログ

ログ設定ファイル

1

抽出コマンドまたはAPIのログの設定を行うファイル

Linux/opt/FJSViisap/etc/environment.properties

Windows<IISインストールディレクトリ>\FJSViisap\etc\environment.properties

設定

log4j設定ファイル

1

抽出コマンドまたはAPIのログ出力先を指定する設定ファイル

Linux/opt/FJSViisap/etc/log4j.properties

Windows<IISインストールディレクトリ>\FJSViisap\etc\log4j.properties

設定

動作設定ファイル

1

抽出コマンドまたはAPIの動作を設定するファイル

Linux/opt/FJSViisap/etc/dfhexapi_setting.properties

Windows<IISインストールディレクトリ>\FJSViisap\etc\dfhexapi_setting.properties

設定

値定義ファイル

1

API連携機能で使用する各種の定義値が記述されている設定ファイル(注5)

Linux/opt/FJSViisap/etc/df-setting.properties

Windows<IISインストールディレクトリ>\FJSViisap\etc\df-setting.properties

設定

抽出結果ファイル

複数

データ抽出セルが出力する抽出中間ファイルを統合して作成される抽出依頼の最終的な結果ファイル

  • 抽出コマンド時:抽出コマンド実行時のパラメタで指定(パラメタ省略時は標準出力)

  • API連携時:抽出結果出力のメソッドで指定

注1) ファイルの種別を示します。
・設定:セットアップ時に作成する動作環境を定義した設定ファイル
・ログ:ログファイルまたはコアファイル
・他:処理の結果生成されるファイルなど
注2) 抽出プロパティファイルの詳細については“運用ガイド”の“抽出プロパティファイルの書式”を参照してください。
注3)業務定義ファイルの詳細については“運用ガイド”の“業務定義ファイルの作成”を参照してください。
注4) API連携ログファイルについては、“アプリケーション開発ガイド”の“ログ設定ファイル(environment.properties)”を参照してください。
注5) 値定義ファイルについては、“アプリケーション開発ガイド”の“値定義ファイル(df-setting.properties)”を参照してください。なお、本ファイルの内容は変更しないでください。


表1.8 抽出サーバセットのファイル一覧

ファイル種別

ファイル数

用途

配置位置

種別
(注1)

データ抽出エージェント動作環境定義ファイル

1

データ抽出エージェントが起動時に読み込む設定ファイル

Linux/opt/FJSViisde/etc/decell/decellsvr.cfg

Windows<IISインストールディレクトリ>\FJSViisde\etc\decell\decellsvr.cfg

設定

データ抽出エージェントログファイル

2

データ抽出エージェントが出力するログファイル

抽出サーバごとに2つ出力されます

データ抽出エージェント動作環境定義ファイルのLogFileFolderに出力ディレクトリ名を絶対パスで定義します。

ログ

データ抽出セルログファイル

複数(注2)

データ抽出セルが出力するログファイル

データ抽出セルごとに出力されます

データ抽出エージェント動作環境定義ファイルのLogFileFolderに出力ディレクトリ名を絶対パスで定義します。

ログ

データ抽出エージェントコアファイル

複数

データ抽出エージェントに異常が発生した場合の調査資料

データ抽出エージェント動作環境定義ファイルのCoreFileFolderに出力ディレクトリ名を絶対パスで定義します。

ログ

データ抽出セルコアファイル

複数

データ抽出セルに異常が発生した場合の調査資料

データ抽出エージェント動作環境定義ファイルのCoreFileFolderに出力ディレクトリ名を絶対パスで定義します。

ログ

注1) ファイルの種別を示します。
・設定:セットアップ時に作成する動作環境を定義した設定ファイル
・ログ:ログファイルまたはコアファイル
注2) データ抽出セルごとに2ファイル出力されます。


表1.9 共用ディスクのファイル一覧

ファイル種別

ファイル数

用途

配置位置

種別
(注1)

蓄積データファイル

複数

Interstage Information Storageに格納された抽出対象となるファイル

操作はロードコマンドなどコマンドにより行います

カテゴリごとに領域を定義、またはコマンド実行時に領域を定義します。

バックアップ蓄積データファイル

複数

ロード時に蓄積データファイルのバックアップとして作成されたファイル

カテゴリごとに領域を定義、またはコマンド実行時に領域を定義します。

蓄積添付ファイル

複数

入力添付ファイルを格納するファイル

コマンド実行時に領域を定義します。

バックアップ蓄積添付ファイル

複数

ロード時に蓄積添付ファイルのバックアップとして作成されたファイル

またはコマンド実行時に領域を定義します。

抽出結果中間ファイル

複数

抽出依頼を受けてデータ抽出セルが出力した結果ファイル

抽出制御動作環境定義ファイルのOutFolderに出力ディレクトリ名を絶対パスで定義します。

注1) ファイルの種別を示します。
・他:処理の結果生成されるファイルなど


注意

  • 共用ディスクには、上記ファイル以外の資源は配置しないでください。

  • 共用ディスク上に配置するファイルについては、すべてのサーバから同じパスでアクセスできるように格納先を定義する必要があります。

  • 共用ディスク上に配置するファイルを総称して蓄積データと呼びます。


ポイント

オールインワン構成の場合は、セットアップを自動で行います。以下の点が異なりますので注意してください。

  • 共用ファイルシステムに関係するファイル(ファイルシステム構成情報ファイル・接続許可リストファイル)は配置されません。

  • ログファイルや共用ディスクに配置するファイルについては、セットアップ時に指定したディレクトリ配下に配置されます。

  • 資源管理ログファイル、資源管理コアファイル、資源管理調査用ログファイルは、以下のコンポーネントで共有します。

    • ロードコマンド

    • 資源管理コマンド

    • カテゴリ定義コマンド

    • 資源管理常駐プロセス

  • 資源管理接続設定ファイルはローカル接続用のファイルが設定されます。

参考

資源管理ログファイル、資源管理コアファイル、資源管理調査用ログファイルについては、以下のコンポーネントで共有するため、マルチサーバ構成で構築をおこない、これらのコンポーネントが同じサーバマシン上に配置された場合、ログファイルを共有します。

  • ロードコマンド

  • 資源管理コマンド

  • カテゴリ定義コマンド

  • 資源管理常駐プロセス