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ServerView Resource Orchestrator Express/Virtual Edition V3.1.2 操作ガイド
FUJITSU Software

18.5.3 IOドメインの定義ファイル

IOドメインを指定する定義ファイルを作成することで、サーバ切替え後、ゲストドメインより先にIOドメインを起動できます。

IOドメインを使用していない場合、定義ファイルを作成する必要はありません。

ポイント

制御ドメイン、IOドメイン、ゲストドメインの起動順序は、OVM for SPARCの仕様で保証されていません。
このため、本定義ファイルを作成していない場合、IOドメインより先にゲストドメインが起動しようとして、IOドメインの起動に失敗する可能性があります。


定義ファイルの格納場所

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

定義ファイル名

ovm_iodomain_poweron.rcxprop

定義ファイルの形式

定義ファイルは、以下のように記述してください。

  1. ADMIN_IPキーの値に切替え元サーバの制御ドメインの管理IPアドレスを記述し、改行します。

  2. そのサーバのIOドメイン名を、起動したい順番に改行区切りで記述します。

    上に記述したIOドメインから順番に起動します。

    以下が記述されるまでは、ADMIN_IPキーの値に指定したサーバのIOドメインになります。

    • 別のADMIN_IPキー

    • ファイルの終端

ADMIN_IP=192.168.10.123
A-IOdomain
ADMIN_IP=192.168.10.124
B-IOdomain
C-IOdomain

定義ファイルの変更手順

サーバ切替えを行う前に、必要に応じて定義ファイルを作成してください。
マネージャーの再起動は必要ありません。

参考

  • 前後に空白があっても無視されます。

  • コメントは、先頭文字にシャープ("#")を記述します。