IOドメインを指定する定義ファイルを作成することで、サーバ切替え後、ゲストドメインより先にIOドメインを起動できます。
IOドメインを使用していない場合、定義ファイルを作成する必要はありません。
ポイント
制御ドメイン、IOドメイン、ゲストドメインの起動順序は、OVM for SPARCの仕様で保証されていません。
このため、本定義ファイルを作成していない場合、IOドメインより先にゲストドメインが起動しようとして、IOドメインの起動に失敗する可能性があります。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data
ovm_iodomain_poweron.rcxprop
定義ファイルは、以下のように記述してください。
ADMIN_IPキーの値に切替え元サーバの制御ドメインの管理IPアドレスを記述し、改行します。
そのサーバのIOドメイン名を、起動したい順番に改行区切りで記述します。
上に記述したIOドメインから順番に起動します。
以下が記述されるまでは、ADMIN_IPキーの値に指定したサーバのIOドメインになります。
別のADMIN_IPキー
ファイルの終端
例
ADMIN_IP=192.168.10.123 |
サーバ切替えを行う前に、必要に応じて定義ファイルを作成してください。
マネージャーの再起動は必要ありません。
参考
前後に空白があっても無視されます。
コメントは、先頭文字にシャープ("#")を記述します。