メール送信設定のカスタマイズ手順を説明します。必ずメールの送信設定をしてください。
必要に応じて、しきい値の変更および監視対象プールをカスタマイズしてください。
参考
ダッシュボードの導入直後は、メールを送信しない設定になっています。アラート情報をメールで通知するため、必ずメールを送信する設定にしてください。また、メールを使用するためには、メールサーバの設定が必要です。メールサーバの設定については、「18.1.7 ダッシュボードから送信されるメールの設定」を参照してください。
ダッシュボード開発環境の[定義]ビューの定義ツリーの[アラート]を展開します。
表示されるアラート定義一覧から、[Sample Alert (Use rate)]を右クリックして、[定義を複製]を選択します。
複製された[Copy_Sample Alert (Use rate)]をダブルクリックして、定義を開きます。
アラートルール名を、[Copy_Sample Alert (Use rate)]から、適切な名前に変更します。
アラートルール名の下の[有効]チェックボックスをONにします。
必要に応じて使用率のしきい値をカスタマイズします。使用率のしきい値をカスタマイズについては、「E.2.2 しきい値のカスタマイズ」を参照してください。
必要に応じて監視対象プールをカスタマイズします。監視対象プールのカスタマイズについては、「E.2.3 監視対象プールのカスタマイズ」を参照してください。
エディタビューの右上にある[アクション]内の[Copy_E-mail]を選択します。
[メールアドレス]に、アラートメールの送信先メールアドレスを指定します。デフォルトで指定されているメールアドレス"admin@localhost"は削除してください。
アラートメールはBCC(Blind Carbon Copy)で送信されるため、メールの受信者には送信先メールアドレスは通知されません。また、メールサーバの設定によりメールの受信者(toアドレス)には"undisclosed-recipients:;"と表示される場合があります。
以下の項目は、必要に応じて修正します。
[アクション名]:[Copy_E-mail]から適切な名前に変更します。
[件名]:デフォルトは"${EVENT.VALUE,Pool} exceeded threshold"です。
例)/VMHostPool exceeded threshold.
[本文]:デフォルトは以下のとおりです。
アラート名:${ALERT.NAME}
アラート発生日時:${ALERT.OCCURRENCETIME}
プール名:${EVENT.VALUE,Pool}
リソースタイプ:${EVENT.VALUE,RscTYPE}
使用率:${EVENT.VALUE,Availability}%
件名および本文では、以下のアラートのパラメーターが使用できます。
変数 | 意味 | 例 |
---|---|---|
${ALERT.NAME} | アラートルール名 | Alert(Use rate) CPU |
${ALERT.OCCURRENCETIME} | アラートが発生した日 | October 14, 2011 13:05:45 |
${EVENT.VALUE,Pool} | しきい値を超えたグローバルプール名 | /VMHostPool |
${EVENT.VALUE,RscTYPE} | リソースタイプ | CPU |
${EVENT.VALUE,Availability} | 使用率 | 35.5% |
[保管]アイコンをクリックします。
[定義]ビューのツールバーから[サーバへアップロード]アイコンをクリックします。
[アップロードと同時に定義を反映する]にはチェックを付けずに[OK]ボタンをクリックします。
[閉じる]をクリックします。
Analyticsサーバを再起動します。詳細は「E.6.4 Analyticsサーバの再起動」を参照してください。
初期パスワードは、必ず変更してください。パスワードは、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールを使って変更します。詳細は「E.6.2 管理者パスワードの変更」を参照してください。
運用管理コンソールでは、パスワード設定および上述のInterstage Business Process Manager Analyticsサーバの再起動以外の操作はしないでください。