L-Server作成時にOSに設定パラメーターを入力します。
OVM for SPARCの場合、下記のパラメーターだけ反映されます。
その他のパラメーターは指定しても無視されます。
指定項目 | Solaris | 項目の説明 | |
---|---|---|---|
入力の | 省略時の値 | ||
ホスト名 | 可 | L-Server名 | ホスト名またはコンピュータ名を入力します。 半角英数字、およびハイフン("-")で構成された21文字以内の文字列を入力します。 本項目が未指定のとき、L-Server名を設定します。
|
管理者パスワード | 可 | - (注1、注2) | L-Serverの管理者パスワードを設定します。 1~255文字の半角英数記号を入力します。 本製品では、パスワードの暗号化方式にDES方式を使用します。DES方式で暗号化できる文字列は最大8文字です。 |
注1) OSプロパティ定義ファイルに値が指定されている場合、OSプロパティ定義ファイルの値が設定されます。
注2) 管理者パスワードを省略した場合、指定したイメージのOS種別によって動作が異なります。
Solaris 10のイメージを指定した場合
メッセージ番号 67390のエラーメッセージが出力され、異常終了します。
Solaris 10のイメージを指定する場合は、管理者パスワードを省略しないでください。
Solaris 11のイメージを指定した場合
L-Serverの作成処理が正常終了しますが、マルチユーザモードでOSにログインできない状態になります。
マルチユーザモードでログイン可能にするためには、以下の手順で管理者パスワードを変更してください。
制御ドメイン上でOBPの環境変数であるauto-boot?の値を"false"に変更します。
# ldm set-variable auto-boot?=false ゲストドメイン名 <RETURN> |
ゲストドメインのコンソールに接続し、OBPモードからシングルユーザモードでOSを起動します。
シングルユーザモードでOSを起動する方法についてはSolarisのマニュアルを参照してください。
OSにログインし、rootアカウントのパスワードを変更します。
パスワードの変更方法についてはSolarisのマニュアルを参照してください。
制御ドメイン上でOBPの環境変数であるauto-boot?の値を"true"に変更します。
# ldm set-variable auto-boot?=true ゲストドメイン名 <RETURN> |
参考
OSプロパティ定義ファイル
事前にOSプロパティ定義ファイルに初期値を指定することで、L-Server作成時の[OS]タブの情報などの初期値が生成されます。
詳細は、「C.1.8 OSプロパティ定義ファイル」を参照してください。