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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 導入ガイド
FUJITSU Software

C.6.10 オーバーコミット

ここでは、L-Serverのオーバーコミットについて説明します。


オーバーコミット

本製品では、RHEL-KVMのCPUとメモリのオーバーコミットを利用できます。

RHEL-KVMのCPUとメモリのオーバーコミットとは、サーバに実装されているCPUやメモリのリソース量よりも多くのリソースをゲストOSに対して仮想的に割り当てられる機能のことです。

本製品ではL-Serverを作成する際に、RHEL-KVMでオーバーコミットを利用するための以下の機能を提供します。

導入手順

  1. オーバーコミット用のVMプールの作成

    VMプールの作成方法については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「第20章 リソースプールの操作」を参照してください。

    ポイント

    C.2.11 オーバーコミット」の「導入手順」の「1. オーバーコミット用のVMプールの作成」に記載されている「ポイント」を参照してください。

    注意

    C.2.11 オーバーコミット」の「導入手順」の「1. オーバーコミット用のVMプールの作成」に記載されている「注意」を参照してください。

  2. VM固有情報定義ファイルの作成

    VM固有情報定義ファイルを作成します。VM固有情報定義ファイルは、L-Serverテンプレートにオーバーコミットの値を設定しないで、ユーザーグループごとに異なる設定をする場合に作成してください。

    VM固有情報定義ファイルの作成については、「C.1 仮想L-Server作成で共通に利用する定義ファイル」を参照してください。

これ以降の、L-Serverテンプレートの編集作業、L-Serverの作成と確認作業については、「C.2.11 オーバーコミット」の手順.3以降と同じ作業を行ってください。ただし、参照先に記載されているL-ServerテンプレートやVM固有情報定義ファイルに設定できる値は、VM種別ごとに異なるため、KVMに応じた値に読み替えて設定してください。

注意

KVMの管理アプリケーションの制約により、VMで使用しているメモリ容量がRORコンソールに反映されるまで数分かかることがあります。