仮想L-Serverに対するディスクの内容消去の選択【KVM】
RHEL-KVMの仮想L-Serverに対して以下の操作をする場合、ディスクの内容の消去について選択できます。
定義ファイルを編集する場合、マネージャーを再起動してください。
L-Serverの削除
L-Serverのディスクの削減
クローニングイメージの削除
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data
storage.rcxprop
定義ファイルでは、1行に1つの設定項目を記述します。各行は、以下の形式で記述します。
指定項目 = 指定値 |
RHEL-KVMの仮想L-Serverに対して以下の操作をする場合、ディスクの内容の消去について選択できます。
L-Serverの削除
L-Serverのディスクの削減
クローニングイメージの削除
指定値に以下の値を設定した場合
"true"を指定した場合
ディスクの内容のデータ消去を実施します。
"false"を指定した場合
ディスクの内容のデータ消去を実施しません。
指定しない場合
"false"が設定されます。
例
定義ファイルの例を以下に示します。
CLEAN_VM_GUEST_DISK_RESOURCE = true |
注意
指定値に"true"を指定した場合、以下の注意事項があります。
RHEL-KVMの仮想L-Serverの削除などの実行時間が長くなります。ディスク数やディスクサイズにより実行時間は変化します。
ディスクの消去開始時はメッセージ22502がイベントログに出力されます。
ディスクの内容の消去中は、ディスクリソースのステータスは"unknown"になります。
内容の消去が完了するとメッセージ22503がイベントログに出力され、ディスクリソースのステータスが"normal"になります。
内容の消去に失敗した場合、メッセージ42504がイベントログに出力されます。ディスクリソースのステータスは"unknown"から変化しません。
VMホスト用に確保される資源量を設定する定義ファイル【KVM】
VMホスト用に確保される資源量を設定する場合、下記の定義ファイルに記載します。
定義ファイルに設定を記載したあと、rcxadm vmhostctlコマンドを実行して、定義ファイルの内容を本製品の管理情報に反映させてください。
rcxadm vmhostctlコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.26 rcxadm vmhostctl」を参照してください。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data
host_config_RHEL-KVM.rcxprop
1行に、以下のようにカンマ(",")で区切って指定します。
ALL,設定範囲,メモリ容量の設定,CPU容量の設定
または
設定範囲種別,設定範囲,メモリ容量の設定,CPU容量の設定
指定項目一覧は以下のとおりです。
システム全体の指定をする場合
項目 | 説明 | 備考 |
---|---|---|
ALL | 全体を指定するための識別子 | |
メモリ容量 | 設定値
|
|
CPU容量 | {設定値}{単位}
|
|
テナント別、プール別、物理サーバ別に指定する場合
| 説明 | 備考 |
---|---|---|
設定範囲種別 | 設定範囲を指定するための識別子。 以下が指定できます。
| |
設定範囲 | 以下が指定できます。
| |
メモリ容量 | システム全体のメモリ容量と同様に設定します。 | |
CPU容量 | システム全体のCPU容量と同様に設定します。 |
例
定義ファイルの例を以下に示します。
ALL,3,10% TENANT,/hoge_FLODER/HOGE_TENANT,4,20% POOL,/hoge/VMPool,3,1core POOL,/TENANT_1/hoge_pool,,20% PHYSICAL_SERVER,bx600_1,1 PHYSICAL_SERVER,bx900_1,4,3core |
注意
コメント行について
行の先頭が("#")である場合、コメント行とみなします。
また、空白(" ")、タブ記号、改行だけの行もコメント行とみなします。
なお、コメント行はスキップします。
同一定義が複数あった場合、最後に記載されている定義を採用します。
VMプールに未登録のKVMホストであっても、物理サーバ指定であれば、設定できます。
メモリ容量を定義しない場合、カンマ(",")とカンマ(",")の間に何も定義しないようにしてください。
例
POOL,/VMPool,,3core
CPU容量を定義しない場合、何も記載しないでください。
例
POOL,/VMPool,1