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Interstage Business Application Server オープンJavaフレームワークユーザーズガイド
FUJITSU Software

11.1 ライブラリのクラスパス設定

ライブラリのクラスパスの設定は、以下の2通りの方法があります。

  1. IJServerクラスタ作成後、Java EE 6運用コマンドのasadminコマンドにより、IJServerクラスタの「クラスパスのサフィックス」に設定する。

    「クラスパスのサフィックス」の設定は以下の2通りがあります。

    • 必要なライブラリ全てを指定する

    • 必要なライブラリを定義したマニフェストファイルのみのjarファイルを指定する

  2. アプリケーションのWEB-INF/libにマニフェストファイルのみのjarファイルを格納する。

    アプリケーションのWEB-INF/libに必要なライブラリを定義したマニフェストファイルのみのjarファイルを格納します。


必要なライブラリの一覧は、各フレームワークの「クラスパスの設定」を参照してください。

マニフェストファイルのみのjarファイルの詳細について、下記“■マニフェストファイルの設定とjarファイルの作成について”で説明します。

asadminコマンドについての詳細は、“Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”の “Java EE 6運用コマンド”の“asadmin”を参照してください。

クラスパスのサフィックスの詳細は、“Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”の“定義項目一覧”の“動作環境に関する定義項目”の“Java VMの定義項目”の“クラスパスのサフィックス”を参照してください。

マニフェストファイルの設定とjarファイルの作成について

オープンJavaフレームワーク機能で必要なライブラリの数が多いため、クラスパスの定義だけを含むjarファイルを作成することで、クラスパス設定の煩雑さを低減することができます。

ここで作成するjarファイルを、実際のライブラリの代わりにクラスパス設定で利用します。

作成するjarファイルには、マニフェストファイル(MANIFEST.MF)のClass-Path属性に必要なライブラリを定義します。

  1. マニフェストファイル(MANIFEST.MF)の作成

    マニフェストファイル(MANIFEST.MF)のClass-Path属性に、必要なjarファイルのパスを定義します。

    複数のjarファイルを定義する場合は、jarファイルのパスの後に半角スペースが必要です。

    2行目以降のjarファイルのパスの前に必ず半角スペースを入力してください。

    最後に定義したjarファイルのパスの後に必ず改行を入力してください。

    Class-Path:<半角スペース><jarファイルのパス><半角スペース><改行>
    <半角スペース><jarファイルのパス><半角スペース><改行>

    Class-Path: /opt/FJSVibs/spring32/lib/spring-core-3.2.2.FUJITSU.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/spring32/lib/spring-webmvc-3.2.2.FUJITSU.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/spring32/lib/spring-web-3.2.2.FUJITSU.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/spring32/lib/spring-beans-3.2.2.FUJITSU.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/spring32/lib/spring-context-3.2.2.FUJITSU.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/spring32/lib/spring-expression-3.2.2.FUJITSU.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/spring32/lib/spring-orm-3.2.2.FUJITSU.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/spring32/lib/spring-jdbc-3.2.2.FUJITSU.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/spring32/lib/spring-tx-3.2.2.FUJITSU.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/spring32/lib/spring-aop-3.2.2.FUJITSU.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/spring32/lib/spring-aspects-3.2.2.FUJITSU.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/spring32/lib/spring-context-support-3.2.2.FUJITSU.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/spring32/lib/spring-jms-3.2.2.FUJITSU.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/spring32/lib/spring-oxm-3.2.2.FUJITSU.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/lib/commons-logging-1.1.1.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/lib/aopalliance.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/lib/cglib-nodep-2.2.2.jar <改行>
     /opt/FJSVibs/lib/apfwlogging.jar <改行>
     /opt/FJSVwebc/lib/uji.jar <改行>
     /opt/FJSVapcef/lib/ujief.jar <改行>
     /opt/FJSVapclg/lib/ujilog.jar<改行>
  2. マニフェストファイルのみのjarファイルの作成

    作成したマニフェストファイルから、jarファイルをjarコマンドで作成します。

    jar cfm <jarファイル名> <マニフェストファイルのパス>