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Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)
FUJITSU Software

14.2.3 進行状況の確認

エクスポートユーティリティを実行すると、実行ログがRDBシステム名、データベース名およびDSI名を使用して以下の形式で一意に作成されます。
実行ログのファイルサイズは5メガバイトで、1世代バックアップされます。ファイルサイズは運用に応じて変更可能です。
実行ログの参照はtailコマンド、またはコピーしてから参照してください。
退避・抽出処理の進行状況を確認したい場合や、エクスポートユーティリティ後処理が呼び出されたパラメタなどの情報を確認したい場合は、以下のファイルを参照してください。

/opt/FJSVibs/var/exuty/log/RDBシステム名_データベース名_DSI名.log  (注)

[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\var\exuty\log\RDBシステム名_データベース名_DSI名.log  (注)

注)Symfoware Serverを利用し、RDBシステム名を付加しない運用を行った場合、RDBシステム名に固定値“RDBII”が設定されます。

実行ログの形式

実行ログは情報メッセージとエラーメッセージおよび警告メッセージの3種類が出力されます。以下のフォーマットで出力されます。

FSP_INTS-BAS_AP: エラー種別: メッセージID: メッセージ本文
実行ログの出力情報

実行ログに出力される情報メッセージは以下の通りです。
実行ログには、下記以外にエラーメッセージおよび警告メッセージが出力されます。エラーメッセージおよび警告メッセージの詳細については、“Interstage Business Application Server メッセージ集”を参照してください。

  

出力契機

メッセージID

メッセージ本文

1

データ退避処理開始時

11000

高信頼性ログよりログデータの退避処理を開始します: file=退避データ一時ファイル名

2

エントリ単位のデータ退避完了時

11001

高信頼性ログよりログデータの退避処理が完了しました: entryno=エントリ通番 file=退避データファイル名

3

データ抽出処理開始時

11002

退避データファイルよりログデータの抽出処理を開始します: extno=抽出回数

4

抽出データファイルの出力時

11003

退避データファイルよりログデータの抽出が完了しました: extno=抽出回数 file=抽出データファイル名

5

エクスポートユーティリティ後処理
実行開始時

11004

エクスポートユーティリティ後処理を開始します: pid=ユーザアプリケーションプロセスID application=エクスポートユーティリティ後処理のユーザアプリケーション

6

エクスポートユーティリティ後処理
実行完了時

11005

エクスポートユーティリティ後処理が完了しました: pid=ユーザアプリケーションプロセスID detail=ユーザアプリケーション復帰コード application=エクスポートユーティリティ後処理のユーザアプリケーション

7

トランザクションが完了していないログデータを抽出した場合

11027

トランザクションが完了していないログレコードをトランザクション未完了データファイルへ出力しました。

8

退避対象のエントリが存在しない場合

11030

退避対象のエントリが存在しないため、処理を終了します。

9

全退避データファイルの出力時

11042

退避データファイルからのログデータの抽出処理を完了しました。

10

次回抽出処理の準備処理中

11043

次回抽出処理の準備を行っています。

11

次回抽出処理の準備完了時

11044

次回抽出処理の準備が完了しました: nextextno=次回抽出回数

12

次回抽出処理の準備開始時

11061

次回抽出処理の準備を開始します。

13

資材削除処理の開始時

11065

資源の削除処理を開始します: detail=削除対象資源

14

資材削除処理の完了時

11066

資源の削除処理が完了しました。

出力例

出力される実行ログの出力例を以下に示します。

FSP_INTS-BAS_AP: 情報: 11000: 高信頼性ログよりログデータの退避処理を開始します: file=/export/home0/exuty1/evafile_20081026164200_eva.txt
FSP_INTS-BAS_AP: 情報: 11001: 高信頼性ログよりログデータの退避処理が完了しました: entryno=5 file==/export/home0/exuty1/evafile_20081026164200_eva_5.txt
FSP_INTS-BAS_AP: 情報: 11002: 退避データファイルよりログデータの抽出処理を開始します: extno=5
FSP_INTS-BAS_AP: 情報: 11003: 退避データファイルよりログデータの抽出が完了しました: extno=5 file=/export/home0/exuty2/extfile_20081026164200_ext_1_0000000005.txt
FSP_INTS-BAS_AP: 情報: 11003: 退避データファイルよりログデータの抽出が完了しました: extno=5 file=/export/home0/exuty2/extfile_20081026164200_ext_2_0000000005.txt
FSP_INTS-BAS_AP: 情報: 11003: 退避データファイルよりログデータの抽出が完了しました: extno=5 file=/export/home0/exuty2/extfile_20081026164200_ext_3_0000000005.txt
FSP_INTS-BAS_AP: 情報: 11004: エクスポートユーティリティ後処理を開始します: processid=12345 application=/export/home0/eva_post.sh
FSP_INTS-BAS_AP: 情報: 11004: エクスポートユーティリティ後処理を開始します: processid=12346 application=/export/home0/ext_post.sh
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