システムが停止すると、リカバリが完了するまでの間は、サービスが中断することになります。システムが大規模であれば、中断時間も長くなり、サービスを受けようとする人々に多大な迷惑をかけることになります。
Symfoware Serverでは、クラスタソフトウェアと連携したフェイルオーバ機能により、異常発生時のシステムの停止時間を短く抑えることができます。
医療用会計システムの場合
会計時に必要なさまざまなデータをデータベースで管理し、運用を行っている、大勢の患者を抱える病院があります。この会計システムが停止し、リカバリに数十分以上の時間がかかった場合の影響は、かなり大きなものになることが予想されます。
このようなシステムにフェイルオーバを適用すると、運用サーバに異常が発生した場合には、高速にサーバを切り替え、待機サーバが運用を引き継いで継続することによって、異常が発生しても、途切れることのないサービスを提供します。
フェイルオーバを適用した医療用会計システムの例について、以下に示します。