PRIMECLUSTER は、CF と RMS それぞれでハートビートを行います。それぞれが検出するハートビート異常の種類と、ハートビートタイムアウト検出時間(デフォルト)を以下に記載します。
ハートビートで検出する異常の種類 | ハートビートタイムアウト検出時間 | |
---|---|---|
CF |
| 10 秒 |
RMS |
|
|
(*1): PRIMECLUSTER の非同期監視を利用している場合、非同期監視が即時検出します。
(*2): RMS のハートビートである、ELM ハートビートが有効な環境では、ELM ハートビートが即時検出します。(ELM ハートビートは、4.2A00 以降ではデフォルトで有効です。)
(*3): 例としてリソースの二重故障があります。リソースの二重故障については、“7.3 二重故障(Double Fault)”を参照してください。
注意
CF のハートビートが検出する異常は業務への影響が大きいため、ハートビートタイムアウト検出時間(以下、検出時間)のデフォルトを、RMS の検出時間より短くしています。
RMS の検出時間を CF の検出時間より短くした場合、RMS 起動時に以下の警告メッセージが出力されます。
(BM, 4) The CF cluster timeout <cftimeout> exceeds the RMS timeout <rmstimeout>. This may result in RMS node elimination request before CF timeout is exceeded. Please check the CF timeout specified in /etc/default/cluster.config and the RMS heartbeat miss time specified by hvcm '-h' option.