CmdLine リソースの動作を以下の分類で説明します。
RMS 起動時
RMS 停止時
切替え時
以降の各図には例として、CmdLine リソースに加え GLS リソースを記載しています。
RMS 起動時 運用系 (Offline=>Online)
CmdLine リソースの動作
RMS 起動後、Check スクリプトが一定間隔(約 10 秒)ごとに実行されます。その後、Start スクリプトが実行され、Start スクリプト復帰後、一定間隔経過を待たずに Check スクリプトが実行されます。Start スクリプトが正常復帰し、Check スクリプトが Online で復帰した後、該当する CmdLine リソースは Online となります。
注意
Check スクリプトは Start スクリプトよりも前に動作します。Start スクリプト実行前に、Check スクリプトが Online で復帰した場合、Start スクリプトは実行しません。
Gls リソースの動作
RMS を起動後に、リソースを Online にするタイミングで、GLS は、仮想 IP アドレスを活性化させます。また、活性化した IP アドレスの所在を通信相手に知らせるために、ダウン通知を送信します。
RMS 起動時 待機系 (Offline=>Offline)
CmdLine リソースの動作
RMS 起動後、Check スクリプトが一定間隔(約 10 秒)ごとに実行されます。
Gls リソースの動作
何もしません。
RMS 起動時 待機系 (Offline=>Standby)
CmdLine リソースの動作
RMS 起動後、Check スクリプトが一定間隔(約 10 秒)ごとに実行されます。その後、Start スクリプトが実行され、Start スクリプト復帰後、一定間隔経過を待たずに Check スクリプトが実行されます。Start スクリプトが正常復帰し、Check スクリプトが Standby で復帰した後、該当する CmdLine リソースは Standby となります。
注意
Check スクリプトは Start スクリプトよりも前に動作します。Start スクリプト実行前に、Check スクリプトが Standby で復帰した場合、Start スクリプトは実行しません。
Gls リソースの動作
Standby 状態では、GLS は仮想 IP アドレスを活性化しない状態で、ホスト監視機能(ping 監視)により、伝送路の監視を行います。
RMS 停止時 運用系 (Online=>Offline)
CmdLine リソースの動作
Stop スクリプトが実行されます。その後、一定間隔経過を待たずに Check スクリプトが実行されます。Stop スクリプトが正常復帰し、Check スクリプトが Offline で復帰した後、該当する CmdLine リソースは Offline となります。
Gls リソースの動作
Online 状態の時に活性化した仮想 IP アドレスを非活性化します。また、GLS のユーザコマンド実行機能(RESOURCE_OFFLINE)が設定してある場合、スクリプトを実行します。
RMS 停止時 待機系 (Offline=>Offline)
CmdLine リソースの動作
すでに CmdLine リソースは Offline のため、Stop スクリプトは実行されません。
Gls リソースの動作
何もしません。
RMS 停止時 待機系 (Standby=>Offline)
CmdLine リソースの動作
Stop スクリプトが実行されます。その後、一定間隔経過を待たずに Check スクリプトが実行されます。
Stop スクリプトが正常復帰し、Check スクリプトが Offline で復帰した後、該当する CmdLine リソースは Offline となります。
Gls リソースの動作
Standby 状態で動作している通信相手ホスト監視(ping 監視)を停止させます。
切替え時 運用系 (Online=>Offline)
CmdLine リソースの動作
Stop スクリプトが実行されます。その後、一定間隔経過を待たずに Check スクリプトが実行されます。
Stop スクリプトが正常復帰し、Check スクリプトが Offline で復帰した後、該当する CmdLine リソースは Offline となります。
Gls リソースの動作
Online 状態の時に活性化した仮想 IP アドレスを非活性化します。また、GLS のユーザコマンド実行機能(RESOURCE_OFFLINE)が設定してある場合、スクリプトを実行します。
切替え時 待機系 (Offline=>Online)
CmdLine リソースの動作
Start スクリプトが実行されます。その後、一定間隔経過を待たずに Check スクリプトが実行されます。
Start スクリプトが正常復帰し、Check スクリプトが Online で復帰した後、該当する CmdLine リソースは Online となります。
Gls リソースの動作
リソースを Online にするタイミングで、GLS は、仮想 IP アドレスを活性化させます。また、活性化した IP アドレスの所在を通信相手に知らせるために、ダウン通知を送信します。
切替え時 待機系 (Standby=>Online)
CmdLine リソースの動作
Start スクリプトが実行されます。その後、一定間隔経過を待たずに Check スクリプトが実行されます。
Start スクリプトが正常復帰し、Check スクリプトが Online で復帰した後、該当する CmdLine リソースは Online となります。
Gls リソースの動作
リソースを Online にするタイミングで、GLS は、仮想 IP アドレスを活性化させます。また、活性化した IP アドレスの所在を通信相手に知らせるために、ダウン通知を送信します。