概要
Symfoware Analytics Serverのカラムナデータベースをバックアップします。
注意
バックアップを行う前に、以下を確認してください。
DWHサーバが起動されている
バックアップ先のディレクトリが存在して、DWHサーバ管理者ユーザーに書き込み権限がある
なお、フルバックアップを実施したあとに、差分バックアップを実施してください。
また、バックアップ先には、2つの格納先を指定できます。2つの格納先を指定すると、平行してバックアップされます。性能を向上させたい場合には、それぞれの格納先に別デバイスを指定してください。
コマンド格納先
/opt/FJSVsymas/bin
呼出し形式
symascolumnbk.sh [-F | -INCR | -INCR_F] {-RW |-D データベーススペース名} バックアップデータファイル名 {バックアップデータファイル名}
実行ユーザー
DWHサーバ管理者ユーザー
パラメーターの説明
パラメーター | 意味 | 省略時の動作 | 補足事項 |
---|---|---|---|
-F | -INCR | -INCR_F | バックアップの種類を指定します。
| 省略不可 | ありません。 |
-RW | -D データベーススペース名 | これらのパラメーターは、Symfoware Analytics Server Partitioning Optionを導入している場合に指定します。
| 省略すると、デフォルトのカラムナテーブルにあるすべてのデータベースをバックアップ対象にします。 | ありません。 |
バックアップデータファイル名 | バックアップデータの格納先ファイル名を絶対パスで指定します。 | 省略不可 |
|
復帰情報
復帰コード | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
0以外 | 異常終了 |
出力メッセージ
メッセージは、標準出力に出力されます。メッセージの詳細は、“付録K メッセージ”を参照してください。
メッセージの形式
symascolumnbk: エラー種別: メッセージID: メッセージ本文
当社技術員に連絡する場合に採取する情報
コマンドライン
メッセージの内容
注意
フルバックアップは定期的に実行してください。フルバックアップを実行したあとの差分バックアップデータが大量にある場合は、リストアの実行時間がかかります。
バックアップデータファイルのサイズは、以下の通りです。
管理情報(約7メガバイト)+バックアップ対象データ
バックアップ対象データ
フルバックアップ:格納されているデータベースの全体サイズ
差分バックアップ:更新したデータサイズ
フルバックアップを行った場合の参考値は、以下のとおりです。
インポートファイルサイズ | カラムナテーブルのデータの使用サイズ | フルバックアップのファイルサイズ |
---|---|---|
約1ギガバイト | 約2.5ギガバイト | 約1.33ギガバイト |
約10ギガバイト | 約5.35ギガバイト | 約3.9ギガバイト |
約100ギガバイト | 約30.05ギガバイト | 約30ギガバイト |