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Symfoware Analytics ServerV12.2.0 利用ガイド
FUJITSU Software

3.1.2 マルチサーバ構成

マルチサーバ構成の場合のセットアップについて説明します。

Symfoware Analytics Server Scale Out Optionを使用することによって、DWHサーバはマルチサーバを構成できます。

マルチサーバは、1つのプライマリサーバおよび1つ以上のセカンダリサーバで構成します。

参照

DWHサーバのセットアップをする前に環境変数の設定を行ってください。

詳細は、“3.1.3 環境変数の設定”を参照してください。

3.1.2.1 Linuxの場合のセットアップ

マルチサーバ構成の場合のDWHサーバのセットアップは、rawデバイスの準備をしたあと、プライマリサーバ、セカンダリサーバの順に行います。

プライマリサーバおよびセカンダリサーバで、symassetmltenvコマンドを使用してマルチサーバ構成への登録を行ってください。

セカンダリサーバを追加する場合は、追加するサーバごとにプライマリサーバおよびセカンダリサーバでの登録が必要です。

図3.1 マルチサーバ構成のセットアップの概要

rawデバイスの準備

マルチサーバ構成にする場合、プライマリサーバおよびセカンダリサーバのカラムナテーブルのデータを格納する以下の3つのrawデバイスには、共有ディスクを使用してください。またそれぞれのrawデバイスにはプライマリサーバとすべてのセカンダリサーバで同じデバイス名を設定してください。

作成したrawデバイスは、DWHサーバ管理者ユーザーによる読み込みと書き込みができるようにしてください。

プライマリサーバのセットアップ

プライマリサーバのセットアップを以下の手順で行います。

  1. プライマリサーバのセットアップ

    スーパーユーザーでDWHサーバにログイン後、以下のコマンドを実行します。なお、サーバ種別には、PRIMARYを指定します。

    /opt/FJSVsymas/bin/symassetup.sh \
    [-M DWHサーバ種別(primary)] \
    [データベースのデータ格納先ディレクトリ] \
    [データベースのバックアップデータ格納先ディレクトリ] \
    [カラムナテーブルのカタログデータ格納先ディレクトリ] \
    [カラムナテーブルのメインデータ格納先rawデバイス名(共有ディスク)] \
    [カラムナテーブルの一時データ格納先rawデバイス名(共有ディスク)] \
    [カラムナテーブルのデータベーススペース格納先rawデバイス名(共有ディスク)] \
    [DWHサーバ管理者ユーザー名(プライマリサーバ)] \
    [カラムナテーブル割当てメモリ量] 
    例)
    # /opt/FJSVsymas/bin/symassetup.sh -M "primary" /rowdata/data /rowdbbkup/data /coldbdata/data \
    /dev/raw/raw1 /dev/raw/raw2 /dev/raw/raw3 symfoas 4028
  2. セットアップの完了

    セットアップが完了すると以下のメッセージが表示されます。

    Symfoware Analytics Server setup has finished.

    参照

    セットアップコマンドの詳細は、“J.1.3 symassetup”を参照してください。

  3. プライマリサーバの起動

    以下のコマンドを実行して、プライマリサーバを起動します。

    /opt/FJSVsymas/bin/symasstart.sh

    参照

    起動コマンドの詳細は、“J.1.5 symasstart”を参照してください。

  4. プライマリサーバをマルチサーバ構成へ登録

    プライマリサーバをマルチサーバ構成へ登録するには、セカンダリサーバの情報が必要です。
    マルチサーバ構成へ登録するセカンダリサーバの情報を設定して、以下のコマンドを実行します。

    /opt/FJSVsymas/bin/symassetmltenv.sh \
    [サーバ区分(-P)] \
    [接続情報(セカンダリサーバのホスト名またはIPアドレス)] \
    [接続ポート番号(セカンダリサーバへ接続するポート番号)] \
    [DWHサーバ名(セカンダリサーバ名)]
    例)
    # /opt/FJSVsymas/bin/symassetmltenv.sh -P 10.aaa.bbb.ccc 2638 symfoas_s1

    参照

    登録コマンドの詳細は、“J.1.16 symassetmltenv”を参照してください。

    注意

    symassetmltenvコマンドの実行中には、Symfoware Analytics Serverの他の操作(コマンド、SQL文の実行など)を行わないでください。

  5. 登録の完了

    登録が完了すると以下のメッセージが表示されます。

    Symfoware Analytics Server registration(multiplex) has finished.

セカンダリサーバのセットアップ

セカンダリサーバのセットアップを以下の手順で行います。

  1. セカンダリサーバのセットアップ

    スーパーユーザーでDWHサーバにログイン後、以下のコマンドを実行します。
    セカンダリサーバのカラムナテーブルの各格納先rawデバイスには、プライマリサーバのセットアップでカラムナテーブルの各格納先rawデバイス名で指定したものと同じデバイス名を指定してください。

    /opt/FJSVsymas/bin/symassetup.sh \
    [-M DWHサーバ種別(secondary)] \
    [データベースのデータ格納先ディレクトリ] \
    [データベースのバックアップデータ格納先ディレクトリ] \
    [カラムナテーブルのカタログデータ格納先ディレクトリ] \
    [カラムナテーブルのメインデータ格納先rawデバイス名(共有ディスク)] \
    [カラムナテーブルの一時データ格納先rawデバイス名(共有ディスク)] \
    [カラムナテーブルのデータベーススペース格納先rawデバイス名(共有ディスク)] \
    [DWHサーバ管理者ユーザー名(セカンダリサーバ)] \
    [カラムナテーブル割当てメモリ量]
    例)
    # /opt/FJSVsymas/bin/symassetup.sh -M "secondary" /rowdata/data /rowdbbkup/data /coldbdata/data \
    /dev/raw/raw1 /dev/raw/raw2 /dev/raw/raw3 symfoas 4028
  2. セットアップの完了

    セットアップが完了すると以下のメッセージが表示されます。

    Symfoware Analytics Server setup has finished.

    注意

    セカンダリサーバのセットアップでは、マルチサーバ構成への登録を行ってからDHWサーバを起動してください。

  3. セカンダリサーバをマルチサーバ構成へ登録

    サーバを追加するためにプライマリサーバへ接続して登録します。そのため、接続IPアドレスおよび接続ポート番号にはプライマリサーバの情報を指定し、DWHサーバ名にはプライマリサーバで登録済のセカンダリサーバ名を指定してください。
    プライマリサーバの情報を設定して、以下のコマンドを実行します。

    /opt/FJSVsymas/bin/symassetmltenv.sh \
    [サーバ区分(-S)] \
    [接続情報(プライマリサーバのホスト名またはIPアドレス)] \
    [接続ポート番号(プライマリサーバへ接続するポート番号)] \
    [DWHサーバ名(セカンダリサーバ名)]
    例)
    # /opt/FJSVsymas/bin/symassetmltenv.sh -S 10.xxx.yyy.zzz 2638 symfoas_s1
  4. 登録の完了

    登録が完了すると以下のメッセージが表示されます。

    Symfoware Analytics Server registration(multiplex) has finished.

参考

セカンダリサーバで使用できるコマンド

セカンダリサーバで使用できるコマンドは、以下のとおりです。

  • symassvinstall

  • symassvuninstall

  • symassetup

  • symasunsetup

  • symasstart

  • symasstop

  • symassetmltenv

2台以上のセカンダリサーバを構成する場合のセットアップ

2台以上のセカンダリサーバを構成する場合は、追加サーバごとに以下の手順を行います。

  1. プライマリサーバで追加するセカンダリサーバをマルチサーバ構成へ登録

    プライマリサーバで、追加するセカンダリサーバをマルチサーバ構成へ登録します。
    マルチサーバ構成へ追加するセカンダリサーバの情報を設定して、以下のコマンドを実行します。

    /opt/FJSVsymas/bin/symassetmltenv.sh \
    [サーバ区分(-P)] \
    [接続情報(セカンダリサーバのホスト名またはIPアドレス)] \
    [接続ポート番号(セカンダリサーバへ接続するポート番号)] \
    [DWHサーバ名(セカンダリサーバ名)]
    例)
    # /opt/FJSVsymas/bin/symassetmltenv.sh -P server02 2638 symfoas_s2
  2. セカンダリサーバのセットアップ

    スーパーユーザーでDWHサーバにログイン後、以下のコマンドを実行します。
    セカンダリサーバのカラムナテーブルの各格納先rawデバイスには、プライマリサーバのセットアップでカラムナテーブルの各格納先rawデバイス名で指定したものと同じデバイス名を指定してください。

    /opt/FJSVsymas/bin/symassetup.sh \
    [-M DWHサーバ種別(secondary)] \
    [データベースのデータ格納先ディレクトリ] \
    [データベースのバックアップデータ格納先ディレクトリ] \
    [カラムナテーブルのカタログデータ格納先ディレクトリ] \
    [カラムナテーブルのメインデータ格納先rawデバイス名(共有ディスク)] \
    [カラムナテーブルの一時データ格納先rawデバイス名(共有ディスク)] \
    [カラムナテーブルのデータベーススペース格納先rawデバイス名(共有ディスク)] \
    [DWHサーバ管理者ユーザー名(セカンダリサーバ)] \
    [カラムナテーブル割当てメモリ量]
    例)
    # /opt/FJSVsymas/bin/symassetup.sh -M "secondary" /rowdata/data /rowdbbkup/data /coldbdata/data \
    /dev/raw/raw1 /dev/raw/raw2 /dev/raw/raw3 symfoas 4028
  3. セットアップの完了

    セットアップが完了すると以下のメッセージが表示されます。

    Symfoware Analytics Server setup has finished.
  4. セカンダリサーバをマルチサーバ構成へ登録

    サーバを追加するためにプライマリサーバへ接続して登録します。そのため、接続IPアドレスおよび接続ポート番号にはプライマリサーバの情報を指定し、DWHサーバ名にはプライマリサーバで登録済のセカンダリサーバ名を指定してください。
    プライマリサーバの情報を設定して、以下のコマンドを実行します。

    /opt/FJSVsymas/bin/symassetmltenv.sh \
    [サーバ区分(-S)] \
    [接続情報(プライマリサーバのホスト名またはIPアドレス)] \
    [接続ポート番号(プライマリサーバへ接続するポート番号)] \
    [DWHサーバ名(セカンダリサーバ名)]
    例)
    # /opt/FJSVsymas/bin/symassetmltenv.sh -S 10.xxx.yyy.zzz 2638 symfoas_s2
  5. 登録の完了

    登録が完了すると以下のメッセージが表示されます。

    Symfoware Analytics Server registration(multiplex) has finished.

ポイント

マルチサーバ構成に登録済のサーバの確認方法

マルチサーバ構成に登録済みのサーバの一覧を確認するには、プライマリサーバでオプションなしでsysassetmltenvコマンドを実行してください。
登録済のサーバ一覧は、プライマリサーバでのみ確認できます。

参考

セットアップが途中で失敗した場合、以下の手順で再セットアップを実行してください。

  1. マシンの再起動を行います。

  2. アンセットアップコマンド(symasunsetupコマンド)を実行します。

  3. アンセットアップが完了したら、以下のディレクトリを削除します。

    • データベースのデータ格納先ディレクトリ

    • データベースのバックアップデータ格納先ディレクトリ

    • カラムナテーブルのカタログデータ格納先ディレクトリ

  4. J.1.3 symassetup”の出力メッセージに記載されているログファイルを確認して、失敗した原因を取り除いてから、セットアップコマンドを再実行します。

参照

セットアップで自動的に設定される情報は、“付録L システムの初期値”を参照してください。