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Symfoware Analytics ServerV12.2.0 利用ガイド
FUJITSU Software

J.1.3 symassetup

概要

DWHサーバのセットアップを行います。

コマンド格納先

/opt/FJSVsymas/bin

呼出し形式

symassetup.sh \
[-M DWHサーバ種別] \
[データベースのデータ格納先ディレクトリ] \
[データベースのバックアップデータ格納先ディレクトリ] \
[カラムナテーブルのカタログデータ格納先ディレクトリ] \
[カラムナテーブルのメインデータ格納先rawデバイス名] \
[カラムナテーブルの一時データ格納先rawデバイス名] \
[カラムナテーブルのデータベーススペース格納先rawデバイス名] \
[DWHサーバ管理者ユーザー名] \
[カラムナテーブル割当てメモリ量]

実行ユーザー

スーパーユーザー

パラメーターの説明

Linuxの場合

パラメーター

意味

省略時の動作

補足事項

-M DWHサーバ種別

セットアップするDWHサーバの種別を指定します。

省略可能

  • マルチサーバ構成におけるサーバ種別を指定します。以下を指定してください。

    • プライマリサーバの場合:primary

    • セカンダリサーバの場合:secondary

  • 単一サーバ構成の場合には、本パラメタは指定しないでください。

データベースのデータ格納先ディレクトリ

データベースのデータ格納先ディレクトリを指定します。

省略不可

  • 存在しないディレクトリ、または、空のディレクトリを指定してください。

  • 絶対パスで指定してください。

  • 空のディレクトリを指定する場合、DWHサーバ管理者ユーザーのアクセス権が必要です。

  • 指定可能な文字は、半角英数字(A-Z、a-z、0-9)、'-'、'_'です。

  • ネットワーク上のディレクトリを指定しないでください。

  • マルチサーバ構成にする場合、本ディレクトリはプライマリサーバとすべてのセカンダリサーバで同じディレクトリ名を設定してください。

データベースのバックアップデータ格納先ディレクトリ

データベースのバックアップ格納先ディレクトリを指定します。

省略不可

  • ディスク故障を考慮して、以下の格納先とは別のディスク上に配置してください。

    • データベースのデータ格納先ディレクトリ

    • カラムナテーブルのカタログデータ格納先ディレクトリ

    • カラムナテーブルのメインデータ格納先rawデバイス

    • カラムナテーブルの一時データ格納先rawデバイス

    • カラムナテーブルのデータベーススペース格納先rawデバイス

    • データ加工サーバのデータ管理ディレクトリ

  • 存在しないディレクトリ、または、空のディレクトリを指定してください。

  • 絶対パスで指定してください。

  • 指定可能な文字は、半角英数字(A-Z、a-z、0-9)、'-'、'_'です。

  • ネットワーク上のディレクトリを指定しないでください。

  • マルチサーバ構成にする場合、本ディレクトリはプライマリサーバとすべてのセカンダリサーバで同じディレクトリ名を設定してください。

カラムナテーブルのカタログデータ格納先ディレクトリ

カラムナテーブルのカタログデータ格納先ディレクトリを指定します。

省略不可

  • 存在しないディレクトリ、または、空のディレクトリを指定してください。

  • 絶対パスで指定してください。

  • パスの長さは、最大128バイトです。

  • 指定可能な文字は、半角英数字(A-Z、a-z、0-9)、'-'、'_'です。

  • ネットワーク上のディレクトリを指定しないでください。

  • マルチサーバ構成にする場合、本ディレクトリはプライマリサーバとすべてのセカンダリサーバで同じディレクトリ名を設定してください。

カラムナテーブルのメインデータ格納先rawデバイス名

カラムナテーブルのメインデータ格納先rawデバイス名を指定します。

省略不可

  • DWHサーバ管理者ユーザーが書込み・読込み可能なデバイス名を指定してください。

  • rawデバイスを/dev/raw/raw1として作成した場合、次のように指定します。
    /dev/raw/raw1

  • マルチサーバ構成にする場合、共有ディスクを使用してください。また本rawデバイスはプライマリサーバとすべてのセカンダリサーバで同じデバイス名を設定してください。

カラムナテーブルの一時データ格納先rawデバイス名

カラムナテーブルの一時データ格納先rawデバイス名を指定します。

省略不可

  • DWHサーバ管理者ユーザーが書込み・読込み可能なデバイス名を指定してください。

  • rawデバイスを/dev/raw/raw2として作成した場合、次のように指定します。
    /dev/raw/raw2

  • マルチサーバ構成にする場合、共有ディスクを使用してください。また本rawデバイスはプライマリサーバとすべてのセカンダリサーバで同じデバイス名を設定してください。

カラムナテーブルのデータベーススペース格納先rawデバイス名

カラムナテーブルのデータベーススペース格納先rawデバイス名を指定します。

省略不可

  • DWHサーバ管理者ユーザーが書込み・読込み可能なデバイス名を指定してください。

  • rawデバイスを/dev/raw/raw3として作成した場合、次のように指定します。
    /dev/raw/raw3

  • マルチサーバ構成にする場合、共有ディスクを使用してください。また本rawデバイスはプライマリサーバとすべてのセカンダリサーバで同じデバイス名を設定してください。

DWHサーバ管理者ユーザー名

DWHサーバ管理者ユーザーのユーザー名を指定します。

省略不可

DWHサーバ管理者ユーザーとなるOSのユーザーアカウントを指定します。OSのスーパーユーザー(root)を指定することはできません。

カラムナテーブル割当てメモリ量

カラムナテーブルに割り当てるメモリ量(メガバイト単位)を指定します。

搭載物理メモリの50%の値を採用します。

  • 整数値で指定します。(100~2,147,483,647の範囲)

  • 搭載物理メモリより小さい値を指定します。

復帰情報

復帰コード

意味

0

正常終了

0以外

異常終了

出力メッセージ

メッセージは、以下のセットアップログファイルに出力されます。メッセージの詳細は、“付録K メッセージ”を参照してください。

/var/opt/FJSVsymas/log/symassetup.log

当社技術員に連絡する場合に採取する情報

注意

  • 本コマンドを含むすべてのシステムコマンドを実行中にDWHサーバのセットアップコマンドを実行しないでください。

  • すでにセットアップ済みの場合、DWHサーバのセットアップコマンドを実行しないでください。

  • RHEL7でセットアップを行う場合、データ加工サーバ機能はインストールされていないため、データ加工サーバ機能以外のセットアップを行います。

セットアップが途中で失敗した場合、以下の手順で再セットアップを実行してください。

  1. マシンの再起動を行います。

  2. symasunsetupコマンドを実行します。

  3. アンセットアップが完了したら、以下のディレクトリを削除します。

    • データベースのデータ格納先ディレクトリ

    • データベースのバックアップデータ格納先ディレクトリ

    • カラムナテーブルのカタログデータ格納先ディレクトリ

  4. セットアップを再実行します。