オフラインバックアップに関する基本的な情報を指定する環境設定ファイルを「オフラインバックアップ定義ファイル」と呼びます。
オフラインバックアップ定義ファイルは、以下のファイルパス名で作成してください。
installdir/conf/work/confname/rmfo_offline.ini |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名
注意
環境設定名には、「20.2.1 基本情報ファイル (rmfo_system.ini)」の「CONF_NAME」に設定する値と同じ値を使用してください。
オフラインバックアップ定義ファイルは、「基本情報ファイル」の「データベースファイル種別」によって、記述する内容が異なります。
「ファイルシステムの場合」を参照してください。
「RAWの場合」を参照してください。
「ASMの場合」を参照してください。
ファイルシステムの場合
オフラインバックアップ定義ファイルには、1行につき1つのバックアップ元先領域に関する情報を、以下のフォーマットで記述します。
マウントポイント|バックアップ元ボリューム|ファイルシステム種別|バックアップ先ボリューム |
オフラインバックアップ定義ファイルに設定する情報を以下に示します。
名称 | 設定値 |
---|---|
マウントポイント | ターゲットデータベースのデータベースファイルが格納されている領域のマウントポイントを絶対パスで指定してください。
|
バックアップ元ボリューム | ターゲットデータベースのデータベースファイルが格納されている領域の物理ディスクのボリュームを指定してください。
|
ファイルシステム種別 | ターゲットデータベースのデータベースファイルが格納されている領域のファイルシステム種別を、以下の値から選択してください。
|
バックアップ先ボリューム | オフラインバックアップ先ボリュームを指定してください。
|
注意
以下のすべてのデータベースファイル格納領域に対して設定を行ってください。
制御ファイル
オンラインREDOログ・ファイル
データファイル(表領域)
一時ファイル(一時表領域)
スタンバイREDOログ(Oracle Data Guard環境およびOracle Active Data Guard環境の場合のみ)
設定値を区切る「|」は省略できません。
「|」の前後に、空白およびタブを入れないでください。
空行を入れないでください。
最大行数は1024行です。
「基本情報ファイル」の「データベースバックアップ方法」が「2:ACM(OPC)」または「4:ACM(QuickOPC)」の場合、バックアップ元ボリューム、バックアップ先ボリュームは、”/opt/FJSVswsrp/bin/swsrpvolinfo”コマンドのOriginal-Volume、Replica-Volumeを「@」以降のノード名(論理ノード名)も含めて指定してください。
参照
swsrpvolinfoコマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照してください。
RAWの場合
オフラインバックアップ定義ファイルには、1行につき1つのバックアップ元先領域に関する情報を、以下のフォーマットで記述します。
|バックアップ元ボリューム||バックアップ先ボリューム |
オフラインバックアップ定義ファイルに設定する情報を以下に示します。
名称 | 設定値 |
---|---|
バックアップ元ボリューム | ターゲットデータベースのデータベースファイルが格納されている領域の、物理ディスクのボリュームを指定してください。
|
バックアップ先ボリューム | オフラインバックアップ先ボリュームを指定してください。
|
注意
以下のすべてのデータベースファイル格納領域に対して設定を行ってください。
制御ファイル
オンラインREDOログ・ファイル
データファイル(表領域)
一時ファイル(一時表領域)
スタンバイREDOログ(Oracle Data Guard環境およびOracle Active Data Guard環境の場合のみ)
設定値を区切る「|」は、設定値を指定しない場合でも省略できません。
「|」の前後に、空白およびタブを入れないでください。
空行を入れないでください。
最大行数は1024行です。
「基本情報ファイル」の「データベースバックアップ方法」が「2:ACM(OPC)」または「4:ACM(QuickOPC)」の場合、バックアップ元ボリューム、バックアップ先ボリュームは、”/opt/FJSVswsrp/bin/swsrpvolinfo”コマンドのOriginal-Volume、Replica-Volumeを「@」以降のノード名(論理ノード名)も含めて指定してください。
参照
swsrpvolinfoコマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照してください。
ASMの場合
オフラインバックアップ定義ファイルには、1行につき1つのバックアップ元先領域に関する情報を、以下のフォーマットで記述します。
ASMディスク・グループ名|バックアップ元ボリューム||バックアップ先ボリューム |
オフラインバックアップ定義ファイルに設定する情報を以下に示します。
名称 | 設定値 |
---|---|
ASMディスク・グループ名 | ターゲットデータベースのデータベースファイルが格納されている領域のASMディスク・グループ名を指定してください。
|
バックアップ元ボリューム | ターゲットデータベースのデータベースファイルが格納されている領域の、物理ディスクのボリュームを指定してください。
|
バックアップ先ボリューム | オフラインバックアップ先ボリュームを指定してください。
|
注意
以下のすべてのデータベースファイル格納領域に対して設定を行ってください。
制御ファイル
オンラインREDOログ・ファイル
データファイル(表領域)
一時ファイル(一時表領域)
SPFILE
スタンバイREDOログ(Oracle Data Guard環境およびOracle Active Data Guard環境の場合のみ)
設定値を区切る「|」は省略できません。
「|」の前後に、空白およびタブを入れないでください。
空行を入れないでください。
最大行数は1024行です。
「基本情報ファイル」の「データベースバックアップ方法」が「2:ACM(OPC)」または「4:ACM(QuickOPC)」の場合、バックアップ元ボリューム、バックアップ先ボリュームは、”/opt/FJSVswsrp/bin/swsrpvolinfo”コマンドのOriginal-Volume、Replica-Volumeを「@」以降のノード名(論理ノード名)も含めて指定してください。
参照
swsrpvolinfoコマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照してください。