オンラインバックアップ系の機能で取得されたバックアップを使用して、データベースの復旧を行います。
参照
オンラインリカバリー機能については、「オンラインリカバリー」を参照してください。
rootユーザーで、本製品をインストールしたサーバにログインして実行します。
クラスタ構成の場合は、プライマリノードから実行してください。
installdir/bin/rmforecovery confname {-a [-prechk]|-f}<Enter> |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名
処理対象の環境設定名を指定します。
オンラインリカバリーを行います。
「-a」オプション指定時のみ有効なオプションです。
オンラインリカバリー前に実行されたオンラインDBチェック結果を利用して、データベースの破損状況を確認します。
事前のDBチェックの実施記録がない場合は異常終了します。
オンラインリストアを行います。
コマンド復帰値 | ステータス |
---|---|
0 | 正常終了 |
1 | 異常終了 |
2 | 正常終了(警告あり)(高) |
3 | 正常終了(警告あり)(低) |
環境設定名「ora11g_online」で運用環境を設定したデータベースを、破損直前の状態まで復旧します。
# /opt/FJSVrmfo/bin/rmforecovery ora11g_online -a<Enter> |
注意
データベースのログがリセットされ(RESETLOGS)、過去に取得したバックアップが無効となる場合があります。その場合、リカバリー実行前に表示されるリカバリー方法詳細の中に警告メッセージが表示されますので、データベース復旧後、速やかにバックアップを取得してください。
オンラインリカバリーコマンドでは、復元ポイントの指定ができません。オンラインリカバリー実行時は破損直前の状態まで、オンラインリストア実行時は最新バックアップ完了時点(最新のバックアップ世代)までデータベースを復旧します。復元ポイントを指定したい場合は、画面を使用してください。画面を使用した方法については、「11.3.5 【GUI操作】オンラインリストア機能」を参照してください。
コマンドを実行すると、実行ログが出力されます。実行ログについては、「第18章 実行ログ」を参照してください。
コマンド終了時に表示されるメッセージについては、「第17章 メッセージ」を参照してください。