ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

16.1.11 rmfoacmstat(オンライン物理コピー状態通知コマンド)

機能説明

ACMの物理コピーの進捗状況を表示します。
物理コピーがすべて終了した時点で、コピーが完了したことを通知することもできます。

参照

オンライン物理コピー状態通知機能については、「オンライン物理コピー状態通知」を参照してください。


実行方法

rootユーザーで、本製品をインストールしたサーバにログインして実行します。

クラスタ構成の場合は、プライマリノードから実行してください。


コマンド形式

installdir/bin/rmfoacmstat confname {-b |-r gen} [-t] [-w [seconds]]<Enter>

installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名
gen : 確認対象のバックアップ管理世代数
seconds : 待機秒数


オペランド
confname

処理対象の環境設定名を指定します。


オプション
-b

以下の機能実行後の、物理コピーの進捗状況を表示します。

  • オンラインバックアップ

  • オンラインEC同期開始

-r gen

以下の機能実行後の、物理コピーの進捗状況を表示します。

  • オンラインリカバリー

  • オンラインリストア

  • オンラインカスタムリカバリー

「gen」には、リストア時に使用されたバックアップボリュームのバックアップ世代番号を指定してください。

ポイント

使用されたバックアップ世代番号は、上記の機能を実行した場合に通知されます。詳細については「3.4.3 復旧対象世代」を参照してください。

-t

物理コピーの進捗状況を、詳細表示します。

-w [seconds]

物理コピー完了待ちを行います。
「seconds」には、物理コピーの進捗状況をチェックする間隔(チェック完了後から次のチェック開始までの時間)を秒数で指定します。「seconds」を省略した場合、チェック間隔はデフォルトの180秒になります。


終了ステータス

コマンド復帰値

ステータス

0

正常終了

1

異常終了

2

正常終了(警告あり)(高)

3

正常終了(警告あり)(低)


実行例

環境設定名「ora11g_online」で運用環境を設定したデータベースで、オンラインバックアップ後のACM物理コピーが完了するまで待ちます。

# /opt/FJSVrmfo/bin/rmfoacmstat ora11g_online -b -w<Enter>


注意

  • コマンドを実行すると、実行ログが出力されます。実行ログについては、「第18章 実行ログ」を参照してください。

  • コマンド終了時に表示されるメッセージについては、「第17章 メッセージ」を参照してください。