ASM環境に対して、以下を確認・操作してください。
ASMインスタンス起動状態の確認
ASM環境の場合、実行ノードでASMインスタンスが起動状態であることを確認してください。
ASMインスタンス起動状態の確認方法の例は、以下のとおりです。
Gridユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、Gridユーザーでログインします。
他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Gridユーザーに変更してください。
SQL*Plusを使用して、ASMインスタンスの起動状態を確認します
例
ASMインスタンス起動状態の確認
$ sqlplus /nolog
SQL> connect / as sysasm
SQL> select instance_name, status from v$instance;
INSTANCE_NAME STATUS -------------------------------- ------------------------ +ASM1 STARTED
+ASM1 : ASMインスタンス名の例
ASMディスク・グループのマウント状態の確認方法
ASM環境の場合、バックアップ対象資源が配置されているすべてASMディスク・グループが、実行ノードではマウントされていることを確認してください。
ASMディスク・グループのマウント状態の確認方法の例は、以下のとおりです。
Gridユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、Gridユーザーでログインします。
他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Gridユーザーに変更してください。
SQL*Plusを使用して、ASMディスク・グループのマウント状態を確認します
例
ASMディスク・グループのマウント状態の確認
$ sqlplus /nolog
SQL> connect / as sysasm
SQL> select group_number, name, state from v$asm_diskgroup;
GROUP_NUMBER NAME STATE ------------ -------------------- -------------------- 1 DG_CRS MOUNTED 2 DG_ARCH1 MOUNTED 3 DG_ARCH2 MOUNTED 4 DG_CTL1 MOUNTED 5 DG_CTL2 MOUNTED 6 DG_DBF1 MOUNTED 7 DG_DBF2 MOUNTED : (省略) :
ASMディスク・グループの再バランス状態の確認方法
オンライン全体バックアップ時のみ実施してください。
ACMでバックアップ対象のASMディスク・グループが、再バランス中の状態でないことを確認してください。
再バランス状態の確認方法の例は、以下のとおりです。
Gridユーザーでログインします
対象ノードのサーバに、Gridユーザーでログインします。
他のユーザーでログインしている場合は、suコマンドを実行し、Gridユーザーに変更してください。
SQL*Plusを使用して、ASMディスク・グループの再バランス状態を確認します
例
ASMディスク・グループの再バランス状態の確認
$ sqlplus /nolog
SQL> connect / as sysasm
SQL> select group_number, operation, state from v$asm_operation;
<再バランスなし> レコードが選択されませんでした。
<再バランス中> GROUP_NUMBER OPERATION STATE ------------ ---------- -------- 6 REBAL REAP
ASMが再バランス中の場合は、再バランスを停止します
例
再バランス状態の確認
$ sqlplus /nolog
SQL> connect / as sysasm
SQL> alter diskgroup DG_DBF1 rebalance power 0;
ディスク・グループが変更されました。
SQL> select group_number, operation, state from v$asm_operation;
レコードが選択されませんでした。
参照
ASMの操作方法については、「Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド」を参照してください。