オンラインバックアップ運用を実行する場合、以下の条件を満たす必要があります。
ターゲットデータベースは、オープン状態である必要があります。
ターゲットデータベースは、破損状態ではなく正常状態である必要があります。
ターゲットデータベースは、ARCHIVELOGモードで動作している必要があります。
ターゲットデータベースのアーカイブログ出力先を多重化している場合、すべての多重化されたアーカイブログ出力先を実行ノードから参照できる必要があります。
注意
OFFLINE状態の表領域が存在しているデータベース環境でバックアップを実行した場合は、すべての表領域がONLINE状態になります。
RAC構成の場合、実行ノードからすべてのクラスタノードのアーカイブログ領域が参照できる必要があります。
RAC構成の場合、実行ノード、および、実行ノード以外で縮退していないノードで、Oracle Clusterwareが起動されている必要があります。また、実行ノードでOracle Clusterwareのデータベースリソースやインスタンスリソースの状態がONLINEである必要があります。
実行ノードでASMインスタンスが起動されている必要があります。
バックアップ対象資源が配置されているすべてASMディスク・グループは、実行ノードではマウントされている必要があります。
実行ノード以外ではマウント状態・ディスマウント状態のどちらでも問題ありません。
ASMが再バランス中であれば、再バランスを停止する必要があります。
PCLを使用する場合は、PCLが正常に動作している必要があります。
実行ノードで、ファイルシステムリソースやOracleリソース、ACMリソースなどがONLINEである必要があります。
ACMを使用する場合は、実行ノードでACM機能を使用できる必要があります。
オンラインバックアップ前に、同一のターゲットデータベースに対するオンライン復旧(同一世代・別世代ともに)やオフライン復旧を行った場合、物理コピーが完了している必要があります。
参照
ACM機能の物理コピーについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照してください。
物理コピーの対応ポイントについては、「3.9 ACM使用時の注意点」を参照してください。
領域の配置指定が「ボリューム指定」の場合、すべての世代のバックアップ領域がマウントできる状態でない場合、オンラインバックアップ運用は実行できません。
参照
領域指定については、「4.2.5 領域の配置(ディレクトリ・ボリューム)」を参照してください。