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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

4.4.19 ASM

本製品では、RAC構成時にのみ、ターゲットデータベースのデータベースファイルをASM上に構成できます。
データベースファイルをASM上に構成する場合、以下の点に注意してください。


ACM使用時の注意点
ASMディスク・グループ

オンライン系の運用で、ACMを使用して運用を行う場合、データファイルは、制御ファイル、オンラインREDOログ・ファイル、アーカイブログなどの他のデータベースファイルとは異なるASMディスク・グループに配置してください。オンライン系の運用では、データファイルのディスク・グループのみACMの対象となります。

ACMの設定

RAC構成のASM環境でACMを使用する場合、以下のどちらの構成でも使用できます。

  • サーバ間レプリケーション

  • サーバ内レプリケーション

ただし、ACM複製元/複製先ボリュームが、同一クラスタノード上で認識されている場合、ACMの複製先ボリュームには、Oracleユーザーの読込み権限を付与しないでください。付与する場合は、ASMインスタンスの初期化パラメータ「ASM_DISKSTRING」を設定して、複製先ボリュームがASMで使用するディスクとして認識されないようにしてください。

参照

カタログ登録

オンライン系の運用で、ACMを使用して運用を行う場合、カタログ登録の指定はできません。


ファイル名の注意点

ファイル名にはエイリアスを使用してください。


ASMミラー構成での注意点

ASMミラーは、オンライン系の運用でバックアップ方法がRMANの場合のみサポートします。オンライン系の運用でバックアップ方法がACMの場合、および、オフライン系の運用では、ASMミラーはサポートしません。


ASMディスク・グループ・メタデータ

本製品では、ASMディスク・グループのメタデータのバックアップを行いません。管理者が手動でバックアップしてください。


参照

ASMによるデータベースファイルの構成については、以下のOracleマニュアルを参照してください。

  • Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド for Linux and UNIX Systems

  • Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド