サーバ内レプリケーションやサーバ間レプリケーションを指定する条件は、システム構成により異なります。
【凡例】○:指定可能 ×:指定不可
システム構成 | サーバ内レプリケーション | サーバ間レプリケーション |
---|---|---|
シングル構成 | ○ | ○ |
HA構成 | ○ | ○ |
RAC構成 | ○ | ○ |
注意点は、以下のとおりです。
RAC構成
サーバ内レプリケーションを行う場合、ACMの複製先ボリュームには、Oracleユーザーの読込み権限を付与しないでください。付与する場合は、ACM複製元ボリュームを、ASMインスタンスの初期化パラメータ「ASM_DISKSTRING」を設定して、複製先ボリュームがASMで使用するディスクとして認識されないようにしてください。
RAC構成
2ノード間でのレプリケーションとなるため、RAC構成の場合、3ノード以上のRACであっても、バックアップ・復旧運用ができるのは、最大2ノードまでです。
サーバ間レプリケーションであっても、同一クラスタノード上で、ACM複製先/複製元ボリュームが認識されている場合は、サーバ内レプリケーションのRAC構成の注意点と同様の考慮が必要です。
-m指定
RAC構成時のサーバ停止を伴うノード縮退などに対応するため、本製品では複製ボリュームの作成時(swsrpmakeコマンド)に-mオプションを付与します。-mオプションを付与した場合、非操作サーバのボリュームに対するボリューム状態確認処理および、前後処理は行われません。