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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

4.4.18 スナップショット制御ファイル

RAC構成時に、オンラインバックアップ機能を使用すると、制御ファイルのバックアップでORA-00245が発生する場合があります。この現象を回避するために、スナップショット制御ファイルを作成するASM領域を共有ディスクに準備し、その領域をRMANに設定する必要があります。本製品の環境設定で「リカバリ・カタログ・データベースの作成」を行う前までに領域を設定する必要があります。

参考

スナップショット制御ファイルの領域設定

RACを構成するいずれかのノードで、以下の例のように操作を行ってください。

<操作例>

# su - oracle
$ rman target / nocatalog
:
(省略)
:
RMAN> show all;
db_unique_name RACのデータベースにおけるRMAN構成パラメータ:
CONFIGURE RETENTION POLICY TO REDUNDANCY 1; # default
:
(省略)
:
CONFIGURE SNAPSHOT CONTROLFILE NAME TO '/u01/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1/dbs/snapcf_rac1.f'; # default

RMAN> CONFIGURE SNAPSHOT CONTROLFILE NAME TO '+DG_CTL1/snapcf_rac.f';
新しいRMAN構成パラメータ:
CONFIGURE SNAPSHOT CONTROLFILE NAME TO '+DG_CTL1/snapcf_rac.f';
新しいRMAN構成パラメータが格納できました


RMAN> show all;
db_unique_name RACのデータベースにおけるRMAN構成パラメータ:
CONFIGURE RETENTION POLICY TO REDUNDANCY 1; # default
:
(省略)
:
CONFIGURE SNAPSHOT CONTROLFILE NAME TO '+DG_CTL1/snapcf_rac.f';

RMAN> exit

oracle : OSユーザー
+DG_CTL1/snapcf_rac.f : スナップショット制御ファイルを格納するASMディスク・グループ内のファイル名

ポイント

  • スナップショット制御ファイルを格納するASMディスク・グループは、ターゲットデータベースのデータベースファイルを格納しているASMディスク・グループと同じであっても問題ありません。

参照

  • 本製品でのACMの使用方法については、「4.6 ACM設計」を参照してください。

  • スナップショット制御ファイルを配置するディスクについては、「4.2 ディスク設計」を参照してください。