オンライン復旧系の運用では、オンラインバックアップ系の運用で取得したバックアップ資源を使用して、データベースを復旧します。
オンライン復旧系の運用では、以下の機能を使用します。
オンライン復旧系の機能
オンラインバックアップ系の機能
オンライン復旧系の運用には、以下の運用があります。
データベースが破損した場合、オンラインリカバリーで、データベースを破損直前の状態まで復旧します。
データベースの破損ファイルを自動的に判断して復旧します。
破損状況により、データベースを停止せずに復旧できる場合と、データベースを停止して復旧する場合があります。
データベースの復旧には、以下のような機能を使用します。
オンライン復旧系の機能
オンラインDBチェック
オンラインリカバリー
オンラインバックアップ系の機能
オンラインバックアップ初期化
オンライン物理コピー状態通知
データベースの復旧には、以下のすべてのデータベース資源とバックアップ資源が必要です。
最新のオンラインバックアップ
上記のオンラインバックアップ以降のアーカイブログバックアップ
最後にバックアップを取得した時点以降のアーカイブログ
オンラインREDOログ
上図の例では、G地点でデータベースが破損した場合、D地点のオンラインバックアップ、EおよびF地点のアーカイブログバックアップ、F地点以降のアーカイブログ、オンラインREDOログを使用して、リストア・リカバリーを行い、データベースをG地点の破損直前まで復旧します。
データベースが破損した場合、オンラインリストアで、データベース全体を過去の任意の時点まで復旧します。
復旧可能な地点の範囲は、オンラインバックアップのバックアップ管理世代内で一番古いバックアップを取得した地点から、破損直前までです。
復旧中は、データベースが停止します。
データベースの復旧には、以下のような機能を使用します。
オンライン復旧系の機能
オンラインDBチェック
オンラインリストア
オンラインバックアップ系の機能
オンラインバックアップ初期化
オンライン物理コピー状態通知
データベースの復旧には、以下のデータベース資源とバックアップ資源を使用します。必要な資源は、オンラインリストアで指定する復元ポイントにより異なります。
復元ポイント以前の一番近い時点で取得したオンラインバックアップ
上記のオンラインバックアップ以降、復元ポイントまでのアーカイブログバックアップ
最後にバックアップを取得した時点以降、復元ポイントまでのバックアップされていないアーカイブログ
オンラインREDOログ(破損直前まで戻す場合など)
上図の例は、以下の資源を使用して、復旧地点までデータベースを復旧する例です。
復元ポイント以前の一番近い時点で取得したオンラインバックアップ
上記のオンラインバックアップ以降、復元ポイントまでのアーカイブログバックアップ
上図のG地点でデータベースが破損し、C地点とD地点の間の状態にデータベースを戻す場合、A地点のオンラインバックアップと、BからD地点のアーカイブログバックアップを使用して、データベース全体をリストア・リカバリーし、C地点とD地点の間の復旧地点まで戻します。
上図の例で、バックアップ管理世代を2世代とすると、復元ポイントに指定できる地点は、A地点から破損直前までとなります。
データベースが破損した場合、オンラインカスタムリカバリーで、復旧対象のデータベースファイルや復旧方法などをユーザーが細かく指定して復旧します。
ただし、指定された内容で、復旧に必要なファイルがリストアされていない場合や、復旧方法がデータベースの破損状況に合わない場合などは、復旧に失敗する可能性があります。
データベースの復旧には、以下のような機能を使用します。
オンライン復旧系の機能
オンラインDBチェック
オンラインカスタムリカバリー
オンラインバックアップ系の機能
オンラインバックアップ初期化
オンライン物理コピー状態通知
データベースの復旧には、以下のデータベース資源とバックアップ資源を使用します。必要な資源は、オンラインカスタムリカバリーの指定内容より異なります。
復元ポイント以前の一番近い時点で取得したオンラインバックアップ
オンラインバックアップ以降、復元ポイントまでのアーカイブログバックアップ
最後にバックアップを取得した時点以降、復元ポイントまでのバックアップされていないアーカイブログ
オンラインREDOログ(破損直前まで戻す場合など)
上図の例で、どのデータベースファイルを、どのような方法で、どこまで復旧するかを、すべてユーサーが指示します。バックアップ管理世代を2世代とすると、復元ポイントに指定できる地点は、A地点から破損直前までとなります。