図10.6 【RAC構成】オフライン手動バックアップ運用
【前作業】管理領域・バックアップ領域の確認
RAC構成で複数ノード運用を行う場合、実行ノード(プライマリノード)のRMfO管理領域が最新の状態であることを確認してください。
以下の条件をすべて満たす環境で、バックアップを行う実行ノードを前回から切り替えた場合、RMfO管理領域の同期を行う必要があります。
RAC構成の複数ノード運用
領域の同期タイミングが実行ノード切り替え前
詳細は「5.3 運用の実行ノード」の「5.3.3 RAC構成の場合」を参照してください。
【前作業】ACM環境の確認
ACM環境に対して、以下を確認してください。
ACM単体で動作可能であることを確認してください。
参照
確認方法については、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照して、検討してください。
同一のターゲットデータベースに対するオンライン復旧(同一世代・別世代ともに)やオフライン復旧の物理コピーが存在しないことを確認してください。
⇒操作方法:物理コピー完了状態の確認方法
【前作業】RAC環境の確認
RAC環境に対して、以下を確認してください。
RAC構成時に、実行ノードでOracle Clusterwareの起動状態であることを確認してください。
⇒操作方法:Oracle Clusterwareの起動確認方法
【前作業】ターゲットデータベースの確認・操作
ターゲットデータベースに対して、以下を確認・操作してください。
ターゲットデータベースを停止してください。
⇒操作方法:データベースの停止方法(RAC構成)
【前作業】ASM環境の確認・操作
ASM環境に対して、以下を確認・操作してください。
ASM環境の場合、実行ノードでASMインスタンスが起動状態であることを確認してください。
⇒操作方法:ASMインスタンス起動状態の確認
RAC構成のすべてのノードで、ターゲットデータベースのバックアップ対象資源が配置されているすべてのASMディスク・グループをディスマウント状態に変更してください。
⇒操作方法:ASMディスク・グループのディスマウント方法
オフラインバックアップの取得
オフラインバックアップ機能のコピーモードを使用して、データベースのバックアップを取得してください。
⇒コマンドでの操作:10.3.2 【CUI操作】オフラインバックアップ機能(コピーモード)
⇒画面からの操作:機能なし
RAC構成で複数ノード運用を行う場合で、RMfO管理領域の同期タイミングを機能実行後にしている場合、バックアップ機能終了後、リモートノードの領域への同期を行ってください。
詳細は「5.3 運用の実行ノード」の「5.3.3 RAC構成の場合」を参照してください。
物理コピーの完了待ち
必要に応じて、オフライン物理コピー状態通知機能を使用して、ACMの物理コピーの完了を待ち合わせてください。
⇒コマンドでの操作:10.3.4 【CUI操作】オフライン物理コピー状態通知機能
⇒画面からの操作:機能なし
【後作業】ASM環境の操作
ASM環境に対して、以下を操作してください。
オフラインバックアップ処理でコピーモードを使用している場合、RAC構成のすべてのノードで、ターゲットデータベースのバックアップ対象資源が配置されているすべてのASMディスク・グループをマウント状態に変更してください。
⇒操作方法:ASMディスク・グループのマウント方法(コピーモード時)
【後作業】ターゲットデータベースの操作
ターゲットデータベースに対して、以下を確認・操作してください。
ターゲットデータベースを起動してください。
⇒操作方法:データベースの起動方法(RAC構成)