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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

10.1.3 【HA構成】オフラインバックアップ運用


図10.3 【HA構成】オフラインバックアップ運用


  1. 【前作業】管理領域の確認

    RMfO管理領域のクラスタディスクが、実行ノードでオンラインになり、領域内にアクセス可能であること(正しいドライブ文字が割り当てられていること)を確認してください。


  2. 【前作業】ACM環境の確認

    ACMを使用する場合、ACM環境に対して、以下を確認してください。

    <ACM設定状態の確認>

    ACM単体で動作可能であることを確認してください。

    参照

    • 確認方法については、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照して、検討してください。

    <物理コピー完了状態の確認>

    同一のターゲットデータベースに対するオンライン復旧(同一世代・別世代ともに)やオフライン復旧の物理コピーが存在しないことを確認してください。

    ⇒操作方法:物理コピー完了状態の確認方法


  3. 【前作業】WSFC/OFS環境の操作・確認

    WSFC/OFS環境に対して、以下の操作を行ってください。

    <データベースリソースのオフライン>

    ターゲットデータベースのデータベースリソースをオフラインに変更してください。

    ⇒操作方法:データベースリソースのオフライン

    <データベースサービスの起動>

    ターゲットデータベースのWindowsサービスが停止している場合は、起動してください。

    ⇒操作方法:データベースサービスの起動

    <物理ディスクに対するリソース監視の停止>

    クラスタディスク上に配置されている以下の領域について、物理ディスクに対するリソース監視の停止を行ってください。

    • ターゲットデータベース領域

    • オフラインバックアップ領域

    なお、オフラインバックアップ領域については、クラスタディスク上に配置されていない場合、リソース監視の停止は必要ありません。

    ⇒操作方法:物理ディスクに対するリソース監視の停止


  4. 【前作業】ターゲットデータベースの確認・操作

    ターゲットデータベースに対して、以下を確認・操作してください。

    <データベースインスタンス起動状態の確認>

    ターゲットデータベースのインスタンス起動状態がOPEN状態であることを確認してください。

    ⇒操作方法:データベースインスタンス起動状態の確認方法(シングル構成・HA構成)


  5. オフラインバックアップの取得

    オフラインバックアップ機能を使用して、データベースのバックアップを取得してください。

    ⇒コマンドでの操作:10.3.1 【CUI操作】オフラインバックアップ機能
    ⇒画面からの操作:機能なし


  6. 物理コピーの完了待ち

    必要に応じて、オフライン物理コピー状態通知機能を使用して、ACMの物理コピーの完了を待ち合わせてください。

    ⇒コマンドでの操作:10.3.4 【CUI操作】オフライン物理コピー状態通知機能
    ⇒画面からの操作:機能なし


  7. 【後作業】WSFC/OFS環境の操作・確認

    WSFC/OFS環境に対して、以下の操作を行ってください。

    <物理ディスクに対するリソース監視の再開>

    3.で停止した物理ディスクに対するリソース監視を再開してください。

    ⇒操作方法:物理ディスクに対するリソース監視の再開

    <データベースリソースのオンライン>

    ターゲットデータベースのデータベースリソースをオンラインに変更してください。

    ⇒操作方法:データベースリソースのオンライン