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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

7.1.12 【クラスタ構成】コマンドでオンライン運用環境設定を削除する

クラスタ構成の環境で、コマンドで本製品の機能を実行して、オンライン運用環境設定を削除する手順について説明します。

注意

RAC構成でバックアップ方法にACMレプリケーション機能を使用する場合は、複数ノード運用ができないため、シングル構成の場合を参照してください。


図7.12 【クラスタ構成】コマンドでのオンライン運用環境設定削除



  1. 【RMfO機能】オンラインノード情報削除(すべてのリモートノード)

    <HA構成の場合>

    以下の手順で、1ノードずつ、オンラインノード情報削除を行います。ノード情報セットアップ済みのすべてのリモートノードで実施してください。

    1. クラスタディスクの切りかえ

      オンラインノード情報削除を実行するノードで、RMfO管理領域と各種RMANバックアップ領域のクラスタディスクをオンラインにします。

    2. オンラインノード情報削除の実行

      オンラインノード情報セットアップコマンドを使用して、リモートノードでオンラインノード情報削除を行います。詳細については、「7.4.10 オンラインノード情報削除」を参照してください。

    すべてのリモートノードでオンラインノード情報削除を実行したら、RMfO管理領域と各種RMANバックアップ領域のクラスタディスクを、プライマリノードでオンラインにしてください。

    <RAC構成の場合>

    RAC構成で、複数ノード運用を行っている場合、以下の手順で、1ノードずつ、オンラインノード情報削除を行います。本製品の運用を行っているすべてのリモートノードで実施してください。

    1. RMfO管理領域の同期

      プライマリノードのRMfO管理領域を、リモートノードの領域にコピー(同期)します。同期方法は「5.3 運用の実行ノード」の「5.3.3 RAC構成の場合」を参照してください。

    2. オンラインノード情報削除の実行

      オンラインノード情報セットアップコマンドを使用して、リモートノードでオンラインノード情報削除を行います。詳細については、「7.4.10 オンラインノード情報削除」を参照してください。

    3. RMANバックアップ領域内の資源削除

      オンラインノード削除を実行したリモートノードの、以下の領域内のすべてのフォルダー・ファイルを削除してください。

      • データファイルバックアップ領域(RMAN)(バックアップ方法がRMANの場合のみ)

      • 制御ファイルバックアップ領域

      • アーカイブログバックアップ領域

      • SPFILEバックアップ領域

    4. RMfO管理領域の再同期

      オンラインノード情報削除を行ったノードのRMfO管理領域を、他のクラスタノード(プライマリノード含む)のRMfO管理領域にコピー(同期)します。

  2. 【RMfO機能】オンラインバックアップ初期化(プライマリノード)

    オンラインバックアップを取得済みの場合は、オンラインバックアップ初期化コマンドでオンラインバックアップの初期化を行います。
    詳細については、「9.4.4 【CUI操作】オンラインバックアップ初期化機能」を参照してください。

  3. 【RMfO機能】リカバリ・カタログ・データベースの削除(プライマリノード)

    リカバリ・カタログ・データベースを作成済みの場合は、リカバリ・カタログ・データベース削除コマンドで、リカバリ・カタログ・データベースの削除を行います。
    詳細については、「7.4.8 リカバリ・カタログ・データベースの削除」を参照してください。

  4. RMfO機能オンライン環境設定ファイルの無効化(プライマリノード)

    プライマリノードで、オンライン環境設定コマンドを使用して、オンライン環境設定ファイルの無効化を行います。
    詳細については、「7.4.5 オンライン環境設定ファイルの無効化」を参照してください。

  5. オンライン環境設定ファイルの削除(プライマリノード)

    プライマリノードで、オンライン環境設定ファイルのディレクトリと環境設定ファイルを削除してください。
    環境設定ファイルの削除については、「7.4.2 オンライン環境設定ファイルの削除」を参照してください。

  6. Oracle Net Services構成ファイルの変更(すべてのクラスタノード)

    すべてのクラスタノードで、listener.oraとtnsnames.oraから、リカバリ・カタログ・データベースと、リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーの定義を削除します。
    詳細については、「7.5.2 Oracle Net Services構成ファイルの変更」を参照してください。

  7. 不要ファイルの削除(すべてのクラスタノード)

    • 実行ログファイルの削除

      実行ログファイルが不要な場合は、オンライン運用の実行ログファイルを削除してください。
      実行ログファイルについては、「第18章 実行ログ」を参照してください。

    • SWSTGNODE設定ファイルの削除

      SWSTGNODE設定ファイルが不要な場合は、すべてのクラスタノードで、SWSTGNODE設定ファイルと、SWSTGNODE設定ファイルを格納している環境設定名のディレクトリを削除してください。
      SWSTGNODE設定ファイルについては、「7.2.9 SWSTGNODE設定ファイルの設定」を参照してください。

  8. 運用環境設定のバックアップを取得(すべてのクラスタノード)

    削除した運用環境設定の他に有効な運用環境が存在する場合は、オンライン運用環境設定のバックアップを取得してください。
    オンライン運用環境設定のバックアップ方法については、「7.5.1 オンライン運用環境設定のバックアップ」を参照してください。