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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

7.1.11 【クラスタ構成】コマンドでオンライン運用環境設定を変更する

クラスタ構成の環境で、コマンドで本製品の機能を実行して、オンライン運用環境設定を変更する手順について説明します。

注意

RAC構成でバックアップ方法にACMレプリケーション機能を使用する場合は、複数ノード運用ができないため、シングル構成の場合を参照してください。


図7.11 【クラスタ構成】コマンドでのオンライン運用環境設定変更


注意

コマンドから運用環境設定を変更するには、一旦、運用環境を無効化し、変更後に有効化しなおす必要があります。


  1. 事前作業の確認

    オンライン運用環境設定を行うために、事前に行うべき作業が完了していることを確認します。
    詳細については、「7.2 オンライン運用環境設定の前に」を参照してください。

  2. 【RMfO機能】オンラインノード情報削除(すべてのリモートノード)

    <HA構成の場合>

    以下の手順で、1ノードずつ、オンラインノード情報削除を行います。ノード情報セットアップ済みのすべてのリモートノードで実施してください。

    1. クラスタディスクの切りかえ

      オンラインノード情報削除を実行するノードで、RMfO管理領域と各種RMANバックアップ領域のクラスタディスクをオンラインにします。

    2. オンラインノード情報削除の実行

      オンラインノード情報セットアップコマンドを使用して、リモートノードでオンラインノード情報削除を行います。詳細については、「7.4.10 オンラインノード情報削除」を参照してください。

    すべてのリモートノードでオンラインノード情報削除を実行したら、RMfO管理領域と各種RMANバックアップ領域のクラスタディスクを、プライマリノードでオンラインにしてください。

    <RAC構成の場合>

    RAC構成で、複数ノード運用を行っている場合、以下の手順で、1ノードずつ、オンラインノード情報削除を行います。本製品の運用を行っているすべてのリモートノードで実施してください。

    1. RMfO管理領域の同期

      プライマリノードのRMfO管理領域を、リモートノードの領域にコピー(同期)します。同期方法は「5.3 運用の実行ノード」の「5.3.3 RAC構成の場合」を参照してください。

    2. オンラインノード情報削除の実行

      オンラインノード情報セットアップコマンドを使用して、リモートノードでオンラインノード情報削除を行います。詳細については、「7.4.10 オンラインノード情報削除」を参照してください。

    3. RMANバックアップ領域内の資源削除

      オンラインノード削除を実行したリモートノードの、以下の領域内のすべてのフォルダー・ファイルを削除してください。

      • データファイルバックアップ領域(RMAN)(バックアップ方法がRMANの場合のみ)

      • 制御ファイルバックアップ領域

      • アーカイブログバックアップ領域

      • SPFILEバックアップ領域

    4. RMfO管理領域の再同期

      オンラインノード情報削除を行ったノードのRMfO管理領域を、他のクラスタノード(プライマリノード含む)のRMfO管理領域にコピー(同期)します。

  3. 【RMfO機能】オンラインバックアップ初期化(プライマリノード)

    オンラインバックアップを取得済みの場合は、オンラインバックアップ初期化コマンドでオンラインバックアップの初期化を行います。
    詳細については、「9.4.4 【CUI操作】オンラインバックアップ初期化機能」を参照してください。

  4. 【RMfO機能】リカバリ・カタログ・データベースの削除(プライマリノード)

    リカバリ・カタログ・データベースを作成済みの場合は、リカバリ・カタログ・データベース削除コマンドで、リカバリ・カタログ・データベースの削除を行います。
    詳細については、「7.4.8 リカバリ・カタログ・データベースの削除」を参照してください。

  5. Oracle Net Services構成ファイルの変更(すべてのクラスタノード)

    すべてのクラスタノードで、listener.oraとtnsnames.oraから、リカバリ・カタログ・データベースと、リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーの定義を削除します。
    詳細については、「7.5.2 Oracle Net Services構成ファイルの変更」を参照してください。

  6. 【RMfO機能】オンライン環境設定ファイルの無効化(プライマリノード)

    オンライン環境設定コマンドで、オンライン環境設定ファイルを無効化します。
    詳細については、「7.4.5 オンライン環境設定ファイルの無効化」を参照してください。

  7. オンライン環境設定ファイルの編集(プライマリノード)

    テキストエディタなどを使用して、オンライン環境設定ファイルを編集してください。
    運用環境設定ファイルについては、「20.1 オンライン運用環境設定ファイル」を参照してください。

    注意

    本製品で利用するパスワードファイルについて
    本製品で、環境設定に使用するパスワードファイルは、有効化時に暗号化されるため、再利用できません。
    以下のパスワードファイルは再作成してください。

  8. RMfO機能オンライン環境設定ファイルのチェック(プライマリノード)

    オンライン環境設定コマンドを実行して、環境設定ファイルに不正な値が設定されていないことを確認します。
    チェック結果がエラーの場合は、環境設定ファイルを修正して、再度チェックを行ってください。
    詳細については、「7.4.3 オンライン環境設定ファイルのチェック」を参照してください。

  9. RMfO機能オンライン環境設定ファイルの有効化(プライマリノード)

    オンライン環境設定コマンドで、オンライン環境設定ファイルを有効化します。
    詳細については、「7.4.4 オンライン環境設定ファイルの有効化」を参照してください。

  10. RMfO機能リカバリ・カタログ・データベースの作成(プライマリノード)

    プライマリノードで、リカバリ・カタログ・データベース作成コマンドを使用して、リカバリ・カタログ・データベースを作成します
    詳細については、「7.4.6 リカバリ・カタログ・データベースの作成」を参照してください。

  11. RMfO機能オンラインノード情報セットアップ(すべてのリモートノード)

    <HA構成の場合>

    以下の手順で、1ノードずつ、オンラインノード情報セットアップを行います。本製品の運用を行うすべてのリモートノードで実施してください。

    1. クラスタディスクの切りかえ

      オンラインノード情報セットアップを実行するノードで、RMfO管理領域と各種RMANバックアップ領域のクラスタディスクをオンラインにします。

    2. オンラインノード情報セットアップの実行

      オンラインノード情報セットアップコマンドを使用して、リモートノードでオンラインノード情報セットアップを行います。詳細については、「7.4.9 オンラインノード情報セットアップ」を参照してください。

    すべてのリモートノードでオンラインノード情報セットアップを実行したら、RMfO管理領域と各種RMANバックアップ領域のクラスタディスクを、プライマリノードでオンラインにしてください。

    <RAC構成の場合>

    RAC構成で、複数ノード運用を行う場合、以下の手順で、1ノードずつ、オンラインノード情報セットアップを行います。本製品の運用を行うすべてのリモートノードで実施してください。

    1. RMfO管理領域の同期

      プライマリノードのRMfO管理領域を、リモートノードの領域にコピー(同期)します。同期方法は「5.3 運用の実行ノード」の「5.3.3 RAC構成の場合」を参照してください。

    2. オンラインノード情報セットアップの実行

      オンラインノード情報セットアップコマンドを使用して、リモートノードでオンラインノード情報セットアップを行います。詳細については、「7.4.9 オンラインノード情報セットアップ」を参照してください。

    3. RMfO管理領域の再同期

      オンラインノード情報セットアップを行ったノードのRMfO管理領域を、他のクラスタノード(プライマリノード含む)のRMfO管理領域にコピー(同期)します。

  12. 運用環境設定のバックアップを取得(すべてのクラスタノード)

    オンライン運用環境設定のバックアップを取得してください。
    オンライン運用環境設定のバックアップ方法については、「7.5.1 オンライン運用環境設定のバックアップ」を参照してください。