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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.3

L.1.1 hvshutコマンド

【非互換内容】

hvshutコマンドのタイムアウト時間を指定する環境変数RELIANT_SHUT_MIN_WAITのデフォルト値を、900(秒)からINTMAX(秒)に変更し、この環境変数がデフォルト値のままの環境ではコマンドがタイムアウトしないようにしました。

ポイント

hvshut コマンドのタイムアウト時に RMS は異常終了するため、クラスタアプリケーション配下のリソースが停止せず起動したままになる場合があります。

この状態にて、他のノードで RMS を起動し、クラスタアプリケーションを強制的に起動すると、リソースが複数ノード上で同時に起動している状態となり、リソースで共用ディスクの制御を行っている場合、データ破壊が発生するおそれがあります。

【変更点】

変更前 [PRIMECLUSTER 4.2A00]

環境変数RELIANT_SHUT_MIN_WAITがデフォルト値のままの環境で、hvshutコマンドによるリソースの停止処理が900秒以内に完了しない場合、コマンドはタイムアウトし、RMSは異常終了します。このとき、リソースは停止せず起動したままになります。

変更後 [PRIMECLUSTER 4.3A10]

環境変数RELIANT_SHUT_MIN_WAITがデフォルト値のままの環境では、hvshutコマンドによるリソースの停止処理が異常終了するのを待ってからRMSは停止します。

【注意事項】

RMSを使用する場合、この環境変数は必ず構成設定に応じた値に変更してください。