Interstage Application Server/Interstage Business Application Serverのパラメーターを設定する場合に必要な条件や手順を説明します。
パラメーター設定は、Systemwalker Software Configuration Managerの管理コンソールのパラメーター管理機能を使用します。管理コンソールで、Interstage Application Server/Interstage Business Application Serverのパラメーター一覧を表示し、設定するパラメーターの値を指定してください。パラメーターに値を指定しなかった場合は、当該パラメーターは無視されます。
指定するパラメーターの詳細は、Interstage Application Serverのリファレンスマニュアル(コマンド編)の以下を参照してください。
Java EE運用コマンド
asadminコマンド
imqcmdコマンド
J2EE運用コマンド
isj2eeadminコマンド
なお、管理コンソールの操作については、Systemwalker Software Configuration Managerの操作ガイドを参照してください。
asadminの接続先ポート番号、imqcmdの接続先ポート番号、ユーザー、パスワードを変更した場合、パラメーター収集スクリプトの動作に影響があります。これらの設定を変更した場合は、パラメーター収集スクリプトが変更後の設定を使用して情報を収集するように準備します。以下の手順に従って、パラメーター設定時にパラメーター収集の準備をします。asadminの接続先ポート番号、imqcmdの接続先ポート番号、ユーザー、パスワードを変更しない場合は必要ありません。
Systemwalker Software Configuration Manager が提供するサンプルを参考に必要なファイルを作成してください。サンプルの説明は下表を参照してください。Linuxの場合、各ファイルの改行コードをLFとしてください。
1.のファイルをパラメーターパッケージのzipファイル(例:myParameterPkg.zip)に格納してください。
「パラメーター情報編集」の画面で「新規アップロード」のラジオボタンをクリックし、パラメーターパッケージのzipファイル(例:myParameterPkg.zip)を選択してください。
パラメーター設定を実行すると、2.のファイルが以下のフォルダに展開されます。正しく展開されていることを確認してください。
Windows:
%IS_HOME%\var\discover
※%IS_HOME%:Interstage Application Server/Interstage Business Application Serverインストールフォルダ
Linux:
/var/opt/discover
なお、パラメーター設定時には、設定するパラメーターの値を定義ファイルとしてパッケージファイルに格納するものがあります。これらサーバにアップロードするファイルは、全て一つのzipファイル(例:myParameterPkg.zip)に格納する必要があります。
作成するファイル | 設定キー/設定例 | 説明 |
---|---|---|
discover_parameters.cmd(または.sh) | Asadmcom_Host=localhost | asadminの接続先ホスト名を指定します。 |
↑ | Asadmcom_Portnum=12001 | Java EE 5 環境設定でJava EE DASサービスの運用管理用HTTPリスナーのポート番号を変更した場合に設定します。 |
↑ | Asadmcom_Secure=false | Java EE 5 環境設定でJava EE DASサービスとの通信でSSLを利用するか否かの設定を変更した場合に設定します。 |
↑ | Asadmcom_LoginUser=Administrator | Java EE 5 環境設定でJava EE DASサービスのログインユーザ名を変更した場合に設定します。 |
↑ | Asadmcom_Password=%IS_HOME%\var\discover\asadminpass.txt または Asadmcom_Password=/var/opt/discover/asadminpass.txt | パスワードエントリを格納しているファイルの名前を指定します。 |
↑ | Mqcom_HostnamePortnum=localhost:7676 | メッセージブローカーのホスト名またはポート番号を変更した場合に設定します。 |
↑ | Mqcom_Javahome=C:\Fujitsu\Interstage\JDK6 または Mqcom_Javahome=/usr/lib/jvm/java | メッセージブローカーが使用する代替のJava 2互換ランタイムを指定します。 |
↑ | Mqcom_Timeout=20 | imqcmdコマンドのコマンドタイムアウト値を指定します。 |
↑ | Mqcom_Retrycnt=4 | imqcmdコマンドのコマンド再試行回数を指定します。 |
↑ | Mqcom_Username=admin | imqcmdコマンドの管理者ユーザ名を変更した場合に設定します。 このオプションの指定がない場合は、adminが指定されます。 |
↑ | Mqcom_Passfile =%IS_HOME%var\discover\imqpass.txt または Mqcom_Passfile=/var/opt/discover/imqpass.txt | imqcmdコマンドの管理者パスワードを変更した場合に設定します。このオプションの指定がない場合は、adminのデフォルトパスワードadminが指定されます。 |
asadminpass.txt | AS_ADMIN_PASSWORD=password | Java EE DAS サービスのパスワードを指定します。 |
imqpass.txt | imq.imqcmd.password=admin | imqcmdコマンドの管理者パスワードを変更した場合に作成します。 |
サンプルファイルは、Systemwalker Software Configuration Managerインストール環境の以下にzipファイルで形式で提供されています。discover_parameters.cmd(または.sh)の記載内容を有効にするためには、行頭の'rem'または'#'を削除してください。
【管理サーバがWindowsの場合】
Interstage Application Server用
[Sysemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGM\mwinfo\parameters\ISAPS\sample_cmd.zip
Interstage Business Application Server用
[Sysemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGM\mwinfo\parameters\ISBAS\sample_cmd.zip
【管理サーバがLinuxの場合】
Interstage Application Server用
/opt/FJSVcfmgm/mwinfo/parameters/ISAPS/sample_sh.zip
Interstage Business Application Server用
/opt/FJSVcfmgm/mwinfo/parameters/ISBAS/sample_sh.zip
「1.5.1 パラメーター情報」の※6でhttpd.confを更新した場合は、Webサーバーを再起動してください。