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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.2 運用ガイド
FUJITSU Storage

D.2.2 初期設定

インストール後に実施する初期設定について説明します。

D.2.2.1 監視対象装置の設定

管理対象となるETERNUS VX700 seriesを本機能に登録します。
設定手順は以下のとおりです。

  1. vxencrypt.batコマンドを実行し、ETERNUS VX700 seriesにSSHログインするためのSoftwareロールのユーザーアカウントおよびパスワードを暗号化します。

    ポイント

    ユーザーアカウントおよびパスワードは、ETERNUS VX700 series GUIでSoftwareロールが設定されている必要があります。

  2. 監視条件設定ファイル(vxDevice.conf)に、監視対象装置を設定します。
    設定内容は、「D.4.1 監視条件の設定(vxDevice.conf)」を参照してください。

  3. vxcheck.batコマンドを実行し、手順1および手順2で設定した内容が正しいかチェックします。

D.2.2.2 Systemwalker Service Quality Coordinatorの設定

Systemwalker Service Quality Coordinatorに対し、ユーザーデータ管理を設定します。
設定手順は以下のとおりです。

  1. 前提条件および詳細事項を確認します。

    『Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書』の「第8章 ユーザーデータ管理」を参照して、前提条件および詳細事項を確認してください。

  2. ユーザーデータ定義を作成します。

    『Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書』の「8.1 ユーザーデータ定義」に従って、ユーザーデータ定義を作成してください。

    「ボリュームの性能情報」および「装置の性能情報」の、2レコードの設定が必要です。監視条件設定ファイル(vxDevice.conf)では、「ボリュームの性能情報」用にレコードID=1を、「装置の性能情報」用にレコードID=2を使用しています。例えば、「ボリュームの性能情報」用にレコードID=1を、「装置の性能情報」用にレコードID=2を使用する場合は、UDATA_1とUDATA_2を"ON"に設定します。

    [MIDDLEWARE_CONF]
    XML=ON
    [SELECT_RECORDID]
    UDATA_1=ON
    UDATA_2=ON
    UDATA_3=OFF
    UDATA_4=OFF
    UDATA_5=OFF
    UDATA_6=OFF
    UDATA_7=OFF
    UDATA_8=OFF
    UDATA_9=OFF
    UDATA_10=OFF
    UDATA_11=OFF
    UDATA_12=OFF
    UDATA_13=OFF
    UDATA_14=OFF
    UDATA_15=OFF
    UDATA_16=OFF
    UDATA_17=OFF
    UDATA_18=OFF
    UDATA_19=OFF
    UDATA_20=OFF
  3. 収集ポリシーの作成と適用を実施します。

    『Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書』の「8.2 セットアップ」に従って、収集ポリシーの作成と適用を実施してください。

参考

複数装置でのレコードIDの共有、装置ごとのレコードIDの設定の、どちらも可能です。
レコードIDを共有した場合は、Systemwalker Service Quality Coordinatorの汎用レポートのグラフで、共有した複数装置のデータを比較できます。

D.2.2.3 タスクの登録

本機能の起動コマンドをタスクに登録します。
登録手順は以下のとおりです。

  1. Administrator権限を持つユーザーで、[スタート]-[すべてのプログラム]-[管理ツール]-[タスク スケジューラ]を選択し、タスク スケジューラを起動します。

  2. タスク スケジューラ画面で、[操作]-[タスクの作成]を選択します。

  3. 「タスクの作成」画面の[全般]タブで、以下を設定します。

    設定項目

    説明

    名前

    D.2.2 初期設定」で指定したタスク名を指定します。

    セキュリティオプション

    「ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」のラジオボタンをチェックします。

  4. 「タスクの作成」画面の[トリガ]タブで、[新規]ボタンをクリックしたあと、[タスクの開始]を「スタートアップ時」に設定します。

  5. 「タスクの作成画面の[操作]タブで、[新規]ボタンをクリックしたあと、以下を設定します。

    設定項目

    説明

    操作

    「プログラムの開始」を選択します。

    プログラム/スクリプト

    「<本ツールのインストール先フォルダ>\vxPerf\bin\vxperf.bat」を指定します。

    引数の追加(オプション)

    "-start"を指定します。

  6. 「タスクの作成」画面で、[完了]ボタンをクリックします。