旧バージョンのList Creatorからバージョン/レベルアップした場合にお読みください。
List Creator V10.4.0でのシステムログの出力文字列変更について
以下に、List Creator V10.0.0からList Creator V10.4.0における、システムログの出力文字列変更について説明します。
項目属性切替え機能利用時にエラーが発生した場合、システムログに出力される以下の属性識別子が正しい文字列に変更になりました。
エラー詳細:38-3051
List Creator V10.0.0の文字列 | List Creator V10.4.0以降の文字列 |
---|---|
DECIMAL_PLACEMENT | NUM_DECIMAL_PLACES |
RECT_STRING | LITERAL_RECTSTRING |
LABEL_STRING | LITERAL_LABEL |
List Creator V10.4.0での印刷時の変更について
以下に、List Creator V10.0.0からList Creator V10.4.0における、印刷時の変更について説明します。
矩形テキスト項目において、以下の現象が発生する場合がありましたが、正しく出力されるようになりました。
集団印刷でのブレーク時の処理に誤りがあり、「帳票出力処理中にエラーが発生しました。(エラーコード:61)」のメッセージが表示され、帳票出力またはプレビューに失敗する。
ブレーク対象の矩形テキスト項目に条件指定による網がけや背景色が指定されている場合、網がけや背景色が意図しない位置に出力される。
なお、帳票出力環境設定ファイルで「SUPPRESSRECTEXT」に「C」を指定することでV10.0.0以前の動作に戻すことができます。詳細については、オンライマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。
List Creator V10.4.0でのマニュアルの分冊について
以下に、List Creator V10.0.0からList Creator V10.4.0において、分冊したマニュアルについて説明します。
オンラインマニュアル“トラブルシューティング・メッセージ集”の内容を、オンラインマニュアル“トラブルシューティング集”とオンラインマニュアル“メッセージ集”に分冊しました。
それぞれの記載内容については、オンラインマニュアル“マニュアル体系と読み方”を参照してください。
List Creator V10.4.0でのメッセージ変更について
以下に、List Creator V10.0.0からList Creator V10.4.0において、帳票出力時のエラーメッセージ(FJSVoastのメッセージ)で、変更されたエラーメッセージについて説明します。
イベントID:1082
[%1] [%2] 数字項目<%3>として読み込んだデータが不当であるため処理できません。処理を打ち切ります。
[%1] [%2] 数字項目<%3>に扱えないデータが指定されている、または帳票の項目順と入力データの項目順が合っていない、または入力データの文字コード系の指定が実際の入力データと一致していないため処理できません。
帳票、入力データ、帳票出力時の指定などを見直してください。
List Creator V10.4.0での拡張定義タブに指定した$EOP、$EOFの処理変更について
以下に、V10.0.0からV10.4.0における、データ定義の拡張定義タブに指定した$EOP、$EOFの処理変更について説明します。
集計表形式、フリーフレーム形式の帳票でデータ定義の拡張定義タブの制御頭書き段落、および制御脚書き段落に指定可能な$EOP、$EOFについて、これまでは、集計表形式の場合は帳票毎に1個、フリーフレーム形式はフレーム毎に1個定義することができましたが、複数個定義することができるようになりました。
変更される動作は以下の通りです。
$EOP/$EOFが指定された制御頭書き段落、および制御脚書き段落が複数定義されていた場合、最後に指定された段落のみ処理されていましたが、すべての段落が処理されるようになるため、出力結果が変わります。
なお、V10.0.0以前の動作に戻すことができます。
詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のList Creatorの環境設定コマンドの「拡張定義タブに指定した$EOP、$EOFの動作」に関する記載を参照してください。
List Creator V10.4.0でのバーコード項目の演算、および条件判定処理の変更について
以下に、V10.0.0からV10.4.0における、バーコード項目の演算、および条件判定処理の変更について説明します。
以下の帳票を出力した場合の動作が変更されました。
以下のバーコード種別を指定したバーコード項目が定義されており、かつ帳票のプロパティの[バーコード]タブの「入力データ長が項目長に満たない場合、空白で埋める」がチェックなしの帳票
Code 3 of 9
CODE128
EAN-128
QR Code(モデル1)
QR Code(モデル2)
QR Code(マイクロQR)
PDF417
MaxiCode
GS1 DataBar Expanded
GS1 DataBar Expanded Stacked
バーコード種別に「Code 3 of 9(EIAJ準拠)」を指定したバーコード項目が定義されている帳票
変更される動作は、以下のとおりです。
バーコード項目に指定された演算の結果が項目長に満たない場合の動作を、以下のように変更しました。
空白を埋めて出力
空白を埋めずに出力
文字列操作の演算子の引数にバーコード項目が指定されている場合の動作を、以下のように変更しました。
バーコード項目の値の後ろに入力データに指定していない文字「NULL値(0x00)」が付加されて演算を実行
バーコード項目に指定された入力データのまま演算を実行
条件判定にバーコード項目を指定した場合の動作を、以下のように変更しました。
バーコード項目の値の後ろに入力データに指定していない文字「NULL値(0x00)」が付加されて条件判定が実行
バーコード項目に指定された入力データのまま条件判定を実行
この変更により、V10.0.0以前では、誤った判定となっていましたが、V10.4.0以降は正しく判定されます。
また、変更後の動作として、文字列操作の演算をおこなう際、入力データに指定した後ろ半角空白をどのように扱うかについては、「文字列操作時の後ろ空白を設定する場合の動作」の指定にしたがいます。
詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のList Creatorの環境設定コマンドの「文字列操作時の後ろ空白を設定する場合の動作」に関する記載を参照してください。
なお、V10.0.0以前の動作に戻すことができます。
詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のList Creatorの環境設定コマンドの「バーコード項目の演算動作(条件判定も含む)」に関する記載を参照してください。
List Creator V10.4.0でのバーコード出力時の変更について
以下に、List Creator V10.0.0からList Creator V10.4.0における、バーコード出力時の変更について説明します。
UPC-Eで下部文字の印字が指定されている場合、チェックキャラクタは印字されていませんでしたが、印字されるようになりました。
なお、帳票出力環境設定ファイルで「UPCECHKCHAR」に「N」を指定することで、V10.0.0以前の動作に戻すことができます。
詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の帳票出力環境設定ファイルの記載を参照してください。
List Creator V10.0.0での集団印刷の変更について
以下に、List Creator V9.3.1からList Creator V10.0.0における、集団印刷の変更点について説明します。
マルチフォーム出力、および組合せフォーム出力で「集団印刷とBREAKを連携する」を指定した帳票から指定していない帳票に切り替えた場合、切り替え後の帳票で集団印刷時にBREAKが発生した時の動作を以下のように変更しました。
印刷優先順位の指定が無効にならず、集団印刷が解除されない場合がある。
印刷優先順位の指定が無効になり、集団印刷が解除される。
なお、List Creator V9.3.1以前の動作に戻すことができます。
詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のList Creatorの環境設定コマンドの「マルチフォーム出力、および、組合せフォーム出力時の「集団印刷とBREAKを連携する」場合の動作」に関する記載を参照してください。
明細パーティションが複数定義されており、かつ「集団印刷とBREAKを連携する」を指定した帳票の出力時、集団印刷時にBREAKが発生した場合の動作を以下のように変更しました。
改ページ、または改フレーム後に集団印刷が解除される場合がある。
改ページ、または改フレーム後に集団印刷が解除されない。
なお、List Creator V9.3.1以前の動作に戻すことができます。
詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のList Creatorの環境設定コマンドの「複数の明細パーティション出力時の「集団印刷とBREAKを連携する」場合の動作」に関する記載を参照してください。
List Creator V10.0.0でのList Worksへの電子保存時の変更について
以下に、List Creator V9.3.1からList Creator V10.0.0における、List Worksへの電子保存時の変更点について説明します。
組合せフォーム出力で電子保存した帳票を印刷する場合、途中のページから指定どおりに用紙の切替えが行われない問題がありましたが、正しく用紙切替えが行われるようになりました。
なお、帳票出力環境設定ファイルで「LWOLDPRINTSIDE」に「C」を指定することで、V9.3.1以前の動作に戻すことができます。詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の帳票出力環境設定ファイルの記載を参照してください。
List Creator V9.3.1でのList Worksへの電子保存時の変更について
以下に、List Creator V9.3.0からList Creator V9.3.1における、List Worksへの電子保存時の違いについて説明します。
OCR-B項目の出力時、直前に出力した文字項目の拡大/縮小属性が引き継がれ、OCR-B文字が拡大/縮小されていましたが、正しく出力されるようになりました。なお、帳票出力環境設定ファイルで「LWOLDOCRB」に「C」を指定することで、V9.3.0以前の動作に戻すことができます。
詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の帳票出力環境設定ファイルの記載を参照してください。
List Creator V9.3.0での印刷時の変更について
以下に、List Creator V9.1.0からList Creator V9.3.0における、印刷時の変更について説明します。
矩形テキスト項目で、1行内に収まる文字列が次の行に出力されたり、分割されて次の行に出力されたりしていましたが、正しい行に出力されるようになりました。
List Creator V9.3.0でのPDF変換機能の変更について
以下に、List Creator V9.1.0からList Creator V9.3.0における、PDF変換機能の違いについて説明します。
PDFフォント登録機能で、以下のフォントを指定した場合は無効でしたが、有効になります。
FUJ 明朝体
FUJ ゴシック体
@FUJ 明朝体
@FUJ ゴシック体
List Creator V9.3.0でのWebプラグインの印刷画面の変更について
以下に、List Creator V9.1.0からList Creator V9.3.0における、Webプラグインの印刷画面の変更について説明します。
印刷画面の初期値として、帳票業務情報のプロパティで指定した値が反映されるようになります。
なお、List Creator V9.1.0以前と同じ初期値とすることができます。詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の印刷画面の初期値の優先順位についての記載を参照してください。
List Creator V9.3.0でのVSPシリーズのサポートプリンタについて
List Creator V9.3.0より、VSPシリーズのサポートプリンタは、List Creator V9.3.0出荷時点(2011年8月)で保守中のプリンタのみ記載するように変更しました。
なお、保守サポートが終了したVSPシリーズのプリンタについても、出力結果を保証します。