プリンタ出力の際に、JIS X0208:1990に準拠した字形で出力するか、JIS X0213:2004の字形で出力するかを指定します。当指定は、使用するフォントがJISの字形切り替えに対応している場合(※)に有効となる機能です。
※:MSフォント Version 5.0がJISの字形切り替えに対応しています
この指定は、省略可能です。省略時は、環境変数「MEFTJISGLYPH」の指定に従います。環境変数の指定については、3.4.1 利用者プログラムの運用の環境変数MEFTJISGLYPHを参照してください。
なお、当キーワードは環境変数指定よりも優先されます。
90 | : | MSフォント Version 2.5(JIS X0208:1990に準拠)相当の字形で出力する |
04 | : | MSフォント Version 5.0でJIS X0213:2004に対応して変更された字形で出力する |
S | : | フォントの標準の字形で出力する |
E | : | 環境変数(MEFTJISGLYPH)の指定に従う |
E |
項目のフォントとして縦書きフォント("@"付きフォント)を指定している場合、または画面帳票定義体の項目で印字方向として「縦書き」を指定している場合、以下の注意事項があります。
「90」「04」を指定した場合、通常は縦書き時に回転しない文字(括弧など)や横書きフォントと異なるパターンで出力される文字(句読点など)が横書きフォントと同じパターンで反時計回りに90°回転して出力されます。
「90」を指定した場合、字形の切り替わった文字が回転せず、横書きフォントと同じ方向で出力されます。
MULTIPLECHAR(文字一括出力による性能改善指定)に「Y」を指定した場合、当指定は無効となります。