利用者文字コードがUNICODEの場合、USECHARTYPE(UNICODE全半角判定の指定)で指定した全半角テーブルを文字コードレベルでカスタマイズする場合に指定します。当指定では、全角にしたい文字の、UNICODE(UCS2)のコードを4桁の16進文字(0~9、A~F)で指定し、複数の文字を同時に指定可能です。また、当指定は、特定のフォントにのみ有効とすることもできます。
当キーワードは、プリンタ情報ファイルに複数の定義が可能です。同一の文字コードをUNICODEN(UNICODE半角文字範囲指定)でも指定していた場合、後で定義されたキーワードの指定値が有効となります。
注)[]内は省略可能です。
特定フォントにのみ当指定を有効にしたい場合に指定します。フォント名指定部を省略すると全フォントに指定が有効になりますが、別にフォント名指定部を指定された定義がある場合は、そのフォントには無効となります。
「FONT=」に続けてフォント名を指定します。フォント名は必ずダブルクォーテーション(")で括ってください。
指定するフォントはフォントの指定に従い、その和文書体または日本語フォントを指定してください。ただし、そこで明示的なフォント名指定がない場合(デフォルトフォントの採用やゴシック体のデバイスフォント採用など)、ここでフォント名を指定することができません。また、帳票定義体の場合に有効なキーワードはMAPFONTのみです。なお、指定したフォントがインストールされていないなど使用できない場合や、日本語を出力できないフォントの場合、当指定が有効にならない場合があります。
当キーワードは、プリンタ情報ファイルに複数の定義が可能で、それぞれで異なるフォント名を指定できますが、フォント名パターンの最大は256個です。最大数を超えて指定したフォントは有効になりません。
4桁の16進文字でUNICODE(UCS2)文字のコード範囲を指定します。開始コードと終了コードはハイフン(-)で区切ります。カンマ(,)で区切ることにより複数のコード範囲を指定できます。
1文字だけ半角とする場合は開始コードのみ指定します。
開始コードと終了コードが等しい場合は、開始コードのみ定義されたとして扱います。
開始コードが終了コード以下となる場合に有効となります。カンマ(,)で区切られた複数のコード範囲間の大小関係は問いません。
指定なし(全半角テーブルの状態は変わりません)。
PDF出力の場合は、利用者文字コードがUNICODEでない場合でも当キーワードは有効になります。ただし、「フォント指定部」が指定されている当キーワードは無視されます。
UNICODE(UCS2)の0x007F以下のコードは、常に半角になります。
UNICODEN(UNICODE半角文字範囲指定)の[指定例]を参照してください。その際、UNICODENはUNICODEWに、半角は全角に読み替えてください。