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MeFt V11.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

7.5.2 ウィンドウの移動とサイズ変更-行/桁指定

【提供インタフェース】

【機能説明】

  ウィンドウを移動またはサイズの変更を行います。移動先またはサイズは行/桁単位で指定します。

[形式]

PSINT PSFUNCTION ps_move_window_lc (
    PSFILE psfile,
    PSUSHORT mode,
    PSPLCPOINT pPoint,
    PSPLCSIZE pSize);

[パラメタ]

psfile

:

オープン処理で獲得した表示ファイル識別子を指定します。

mode

:

処理を指定します。指定値を次に示します。論理和により両方指定することもできます。値とその意味は以下のとおりです。

PS_MW_MOVE

:

pPointの位置にウィンドウを移動します。

PS_MW_SIZE

:

pSizeにウィンドウのサイズを変更します。

pPoint

:

ウィンドウの移動先を指定した行/桁座標構造体へのポインタを指定します。

pSize

:

サイズ変更後のウィンドウのサイズを指定した行/桁サイズ構造体へのポインタを指定します。

[使用例]

画面をオープンしたあとに、表示する画面のサイズを20桁×40行にして、表示する画面の位置を、物理画面の左上を起点として(10桁、10行)の座標に表示します。

PSFILE psfile;
SAMPLE samp;
PSLCSIZE Size;
PSLCPOINT Point;
PSUSHORT Error;
psfile = ps_open("DSPFILE", PS_OPEN_DSP, &Error, 0);
ps_set_formatsize(psfile, "SAMPLE", s_SAMPLE);
Size.scolumn = 20;
Size.sline = 40;
Point.column = 10;
Point.line = 10;
ps_move_window_lc(psfile, PS_MW_MOVE|PS_MW_SIZE, &Point, &Size);
~ レコードデータ領域 samp へのデータ設定 ~
ps_write(psfile, PS_WRITE_NORMAL, "SCREEN", &samp, 0);
~
ps_close(psfile, &Error);
[診断]

  正常終了時には0が返されます。エラー発生時には1または2が返されます。psfileの指定に誤りがある場合には2が、それ以外のエラーの場合には1が返されます。1が返された場合には通知コードの獲得通知コードを獲得してエラー原因を識別できます。

注意事項
  • 最大化したウィンドウに対して、移動およびサイズ変更を行った場合には、復元時に指定した位置およびサイズで表示されます。

  • 一時消去中のウィンドウの移動およびサイズ変更を行うと、アクティブ時に指定した位置およびサイズで表示されます。