網がけは、定義体作成時に指定します。また、項目の網がけ属性の設定を使用することで項目の範囲で動的に網がけ出力ができます。
網がけには固定網がけとパーティション網がけがあります。(固定網がけは画面帳票定義体でだけ指定可能です。パーティション網がけは帳票定義体でだけ指定可能です。)固定網がけは常に固定の位置に印刷されます。パーティション網がけは、網がけを含むパーティションの出力位置と共に変動して印刷される網がけです。
網がけの情報には次のものがあります。
網がけパターン
画面帳票定義体では、10種類の網がけパターンを指定できます。
帳票定義体では、%指定で17種類の網がけパターンが指定できます。指定できる値は以下のとおりです。
5.0%、10.0%、12.5%、20.0%、25.0%、30.0%、37.5%、40.0%、50.0%、60.0%、62.5%、70.0%、75.0%、80.0%、87.5%、
90.0%、100.0%
網がけ色
標準、黒、灰、赤、緑、黄、青、桃、水、暗灰、暗赤、暗緑、暗黄、暗青、暗桃、暗水、白、カラーパレット
なお、暗灰、暗赤、暗緑、暗黄、暗青、暗桃、暗水、灰、白、カラーパレットは帳票定義体で指定可能です。
丸め属性(帳票定義体)
複数の角を同時に指定できます。
位置 | : | 右上、左上、右下、左下 |
量 | : | 任意 |
項目の範囲で動的に網がけ出力したい場合は、項目の網がけ属性の設定で指定できます。また、項目の範囲で背景色出力したい場合は、項目の背景色属性の設定で指定できます。項目の網がけおよび項目の背景色は、出力項目が数字項目、英数字項目、OCR-B項目、日本語項目、混在項目、ラジオボタン項目、チェックボックス項目、矩形英数字項目、矩形日本語項目および矩形混在項目のとき有効です。項目の網がけ属性の設定および項目の背景色属性の設定を指定する場合は、プリンタ情報ファイルのPRTITEMCTL(項目制御部拡張指定)で「5」を指定してください。
網がけおよび背景色の属性には次のものがあります。
網がけパターン
5.0%、10.0%、12.5%、20.0%、25.0%、30.0%、37.5%、40.0%、50.0%、60.0%、62.5%、70.0%、75.0%、80.0%、87.5%、
90.0%、100.0%
背景色
青、赤、桃、緑、水、黄、白、黒、灰、暗青、暗赤、暗桃、暗緑、暗水、暗黄、暗灰、
カスタム色(帳票定義体に指定された項目のカラーパレット)
注意
項目の網がけおよび項目の背景色については、以下の注意があります。
項目の網がけの色は灰色で出力されます。
OCR-B項目に項目の網がけおよび項目の背景色を指定する場合は、実際に印刷し、読み取りが可能か確認して使用してください。
画面帳票定義体でカスタム色を指定した場合の出力結果は保証されません。
LP印刷でLPCMPCT(LP縮小拡張印刷機能の設定)を「しない」に指定した場合、項目の網がけおよび項目の背景色は無効となります。
多目的プリンタ機能の元帳処理を行った場合、項目の網がけおよび項目の背景色は無効となります。
注意
『定義体』の場合および『項目の網がけ』の場合について、以下の共通な注意事項があります。
網がけの17種類のパターンを10パターンで印刷したい場合は、プリンタ情報ファイルのQUALITYPRT(罫線・網がけ制御指定)で「速度重視」を指定してください。
帳票定義体の項目のカラーパレットに色が定義されていない場合、カラープリンタでは白色、モノクロプリンタでは黒色で出力されます。
モノクロプリンタで網がけおよび背景色を指定すると、白色以外は黒色で出力されます。