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MeFt V11.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

5.12.3 文字の装飾

項目を印刷するとき、データを装飾して印刷できます。

定義体作成時にデータの装飾に関する情報を指定します。

装飾情報には次のものがあります。

5.12.3.1 文字サイズおよび文字ピッチ

『画面帳票定義体』の場合
  • 和文書体の場合

    文字の大きさおよび文字間隔を次のどれかの値で指定します。

    • 12ポ :1文字1/5インチ

    • 9ポ :1文字1/8インチ

    • 7ポ :1文字1/10インチ

    • 2.0ピッチ :1文字1/5インチ(注)

    • 1.5ピッチ :1文字3/20インチ(注)

    • 任意 :サイズおよびピッチを任意に指定(マルチポイントおよびマルチピッチ)

    注)文字サイズは10.5ポになる。

  • 欧文書体の場合

    文字の大きさおよび文字間隔を次のどれかの値で指定します。

    • 標準(注)

    • 任意 :サイズおよびピッチを任意に指定(マルチポイントおよびマルチピッチ)

    注)文字サイズは10.5ポになる。

『帳票定義体』の場合

文字サイズは3.0ポ~300.0ポまでの範囲で指定します。また、文字ピッチは0.1~99.9CPIの範囲、もしくは、20/3CPI(1.5ピッチ)で指定します。

なお、文字ピッチを指定しなかった場合は、プリンタドライバおよび出力フォントに依存して印刷されます。

5.12.3.2 印字方向

『画面帳票定義体』の場合

文字を印字する方向を指定します。日本語項目および固定リテラル項目の和文書体のみ有効です。

  • 横書き

  • 縦書き

縦書きの場合は、指定されたフォント名に"@"を付加したフォントで印刷するので、フォント名に"@"付きのフォントを指定しないでください。また、動作システム、利用者プログラムの文字コードおよび指定されたフォント名によっては、縦書きの出力結果がことなるので注意が必要です。

『帳票定義体』の場合

文字を印字する方向を指定することはできません。横書き/縦書きを行う場合は、項目のフォントで指定します。

ただし、文字の向き(文字列方向)を指定することができます。「文字列方向:下」を指定した場合は、「文字列方向:右」を時計周りに90度回転したイメージで印字されます。「文字列方向:左」は180度、「文字列方向:上」は270度回転したイメージで印字されます。


5.12.3.3 文字の拡大と縮小

『画面帳票定義体』の場合
文字の拡大

文字を拡大するときに、その拡大方法を指定します。

  • 平体 : 文字を横方向に2倍に拡大して印字

  • 長体 : 文字を縦方向に2倍に拡大して印字

  • 倍角 : 文字を縦横方向に2倍に拡大して印字

なお、長体、倍角は上方向に伸びて印字されます。

文字の縮小

文字を縮小するとき、その縮小方法を指定します。和文書体のみ有効です。

  • 半角 : 文字の大きさを半分の幅で印字

  • 上つき : 文字の大きさを1/4で、かつ文字の長さの半分だけ上方に印字

  • 下つき : 文字の大きさを1/4で、かつ文字の長さの半分だけ下方に印字

なお、上つきを指定し、かつ拡大方法で長体を指定しても長体は無効となり、上つきで印字されます。同様に、倍角を指定すると上つき倍角にはならずに、上つき平体になります。

デバイスフォントは、任意のサイズに拡大および縮小できません。デバイスフォントを指定した項目に拡大または縮小を指定すると、『MS 明朝』で出力されます。

『帳票定義体』の場合

文字の拡大と縮小は、横幅だけ1~200%で指定できます。

横幅の指定により、文字サイズが3.0ポより小さくなると3.0ポで、文字サイズが300.0ポより大きくなると300.0ポで出力されます。

デバイスフォントの場合、指定したサイズに拡大/縮小することができません。デバイスフォントを指定した場合は『MS 明朝』に置き換えられて出力されます。

5.12.3.4 ラベル印字(画面帳票定義体)

文字を3倍以上拡大して印字するとき、その拡大倍率を縦拡大倍率×横拡大倍率で指定します。

なお、飾り文字の指定は、無効となり、フォントは『MS 明朝』で出力されます。

拡大すると、下方向に伸びます。

指定できる倍率を次に示します。

3×3、3×6、4×4、4×8、6×6、6×12、8×8、8×16、12×12、16×16

5.12.3.5 スタイル(帳票定義体)

文字のフォントスタイルを指定します。