項目を印刷するとき、データを装飾して印刷できます。
定義体作成時にデータの装飾に関する情報を指定します。
装飾情報には次のものがあります。
和文書体の場合
文字の大きさおよび文字間隔を次のどれかの値で指定します。
12ポ :1文字1/5インチ
9ポ :1文字1/8インチ
7ポ :1文字1/10インチ
2.0ピッチ :1文字1/5インチ(注)
1.5ピッチ :1文字3/20インチ(注)
任意 :サイズおよびピッチを任意に指定(マルチポイントおよびマルチピッチ)
注)文字サイズは10.5ポになる。
欧文書体の場合
文字の大きさおよび文字間隔を次のどれかの値で指定します。
標準(注)
任意 :サイズおよびピッチを任意に指定(マルチポイントおよびマルチピッチ)
注)文字サイズは10.5ポになる。
文字サイズは3.0ポ~300.0ポまでの範囲で指定します。また、文字ピッチは0.1~99.9CPIの範囲、もしくは、20/3CPI(1.5ピッチ)で指定します。
なお、文字ピッチを指定しなかった場合は、プリンタドライバおよび出力フォントに依存して印刷されます。
文字を印字する方向を指定します。日本語項目および固定リテラル項目の和文書体のみ有効です。
横書き
縦書き
縦書きの場合は、指定されたフォント名に"@"を付加したフォントで印刷するので、フォント名に"@"付きのフォントを指定しないでください。また、動作システム、利用者プログラムの文字コードおよび指定されたフォント名によっては、縦書きの出力結果がことなるので注意が必要です。
文字を印字する方向を指定することはできません。横書き/縦書きを行う場合は、項目のフォントで指定します。
ただし、文字の向き(文字列方向)を指定することができます。「文字列方向:下」を指定した場合は、「文字列方向:右」を時計周りに90度回転したイメージで印字されます。「文字列方向:左」は180度、「文字列方向:上」は270度回転したイメージで印字されます。
文字を拡大するときに、その拡大方法を指定します。
平体 : 文字を横方向に2倍に拡大して印字
長体 : 文字を縦方向に2倍に拡大して印字
倍角 : 文字を縦横方向に2倍に拡大して印字
なお、長体、倍角は上方向に伸びて印字されます。
文字を縮小するとき、その縮小方法を指定します。和文書体のみ有効です。
半角 : 文字の大きさを半分の幅で印字
上つき : 文字の大きさを1/4で、かつ文字の長さの半分だけ上方に印字
下つき : 文字の大きさを1/4で、かつ文字の長さの半分だけ下方に印字
なお、上つきを指定し、かつ拡大方法で長体を指定しても長体は無効となり、上つきで印字されます。同様に、倍角を指定すると上つき倍角にはならずに、上つき平体になります。
デバイスフォントは、任意のサイズに拡大および縮小できません。デバイスフォントを指定した項目に拡大または縮小を指定すると、『MS 明朝』で出力されます。
文字の拡大と縮小は、横幅だけ1~200%で指定できます。
横幅の指定により、文字サイズが3.0ポより小さくなると3.0ポで、文字サイズが300.0ポより大きくなると300.0ポで出力されます。
デバイスフォントの場合、指定したサイズに拡大/縮小することができません。デバイスフォントを指定した場合は『MS 明朝』に置き換えられて出力されます。
文字を3倍以上拡大して印字するとき、その拡大倍率を縦拡大倍率×横拡大倍率で指定します。
なお、飾り文字の指定は、無効となり、フォントは『MS 明朝』で出力されます。
拡大すると、下方向に伸びます。
指定できる倍率を次に示します。
3×3、3×6、4×4、4×8、6×6、6×12、8×8、8×16、12×12、16×16
文字のフォントスタイルを指定します。
標準
太字
斜体
太字斜体