シリアル系のVSPプリンタの場合、テキストデータ(デバイスフォント)で出力される文字の座標位置が決まっています。テキストデータ(デバイスフォント)で出力されない場合、イメージデータとなり、印刷性能の劣化となります。
テキストデータ(デバイスフォント)で出力するためには、以下のすべてを満たすことで印刷性能を向上させることができます。
プリンタ情報ファイルのJALIGN(文字出力の位置補正)に「UL」を指定する。
プリンタ情報ファイルのPRTFONT(出力フォント名)に「FAC」を指定し、 FONTFACE(フォントフェイス名)に「デバイスフォント名」を指定する。
定義体はFORMで作成し、座標単位は行桁にする。
デバイスフォント名は"明朝 10cpi"、文字サイズは10.8ポ(高さ24ドット)、文字ピッチには1バイト文字は10cpi、2バイト文字は5cpiを指定する。
行ピッチは6LPIまたは8LPIのどちらかを指定し、混在しない。
印字方向は横書きを指定する。
文字の縮小および拡大で半角、上つき、下つき、平体、長体、倍角等は使用しない。
罫線、網がけ、バーコード、メディア、オーバレイ、ID、郵便番号は指定しない。
多目的プリンタ機能を利用せずに印刷する。
行ピッチが6LPIの場合はプリンタ情報ファイルのDEVRES(装置解像度指定)に「装置解像度指定」を指定する。
使用可能なVSPプリンタはVSP2500、VSP2600、VSP2730、VSP2800、VSP2830、VSP2850、VSP2900G、VSP3600、VSP3700、VSP3801です。