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MeFt V11.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

5.6.2 多目的プリンタでの帳票の処理

多目的プリンタ機能は以下の帳票モードを持ちます。帳票モードは、プリンタ装置の制御で設定します。

多目的プリンタ機能の連帳処理

連帳処理は、MeFtが給紙、印刷、排紙までの処理を一括して行う帳票モードです。

設定方法

多目的プリンタ機能を使用できるようにした上で、通常の連帳印刷の設定を行ってください。

特徴
  • 1行だけで構成されている画面帳票定義体は、どれかの項目で改ページ属性を設定する必要があります。

  • 任意の時点で定義体を入れ替えることができます。このとき、改ページされます。

  • パーティション項目群を含まない定義体の印刷時には、通常出力または行移動出力を指定して印刷します。

  • パーティション項目群を含む定義体の印刷時には、通常出力またはパーティション出力を指定して印刷します。

  • プリンタ装置の制御の制御のうち、改ページの制御だけできます。

多目的プリンタ機能の単帳処理

単帳処理は、プリンタ装置の制御を使用して、利用者プログラムが直接、給紙、印刷、排紙まで処理する帳票モードです。

設定方法

多目的プリンタ機能を使用できるようにした上で、通常の単票印刷を設定してください。

特徴
  • 項目に指定した、改ページ属性は無効になります。

  • プリンタ装置の制御を使用して、利用者プログラムで、給紙、印刷、排紙までの制御する必要があります。

  • 給紙後の定義体の変更は効きません。

  • バーコード入力、ID入力またはID出力が利用できます。

多目的プリンタ機能の自動単帳処理

自動単帳処理は、MeFtが給紙、印刷、排紙までの処理を一括して行う帳票モードです。

設定方法

多目的プリンタ機能を使用できるようにした上で、通常の単票印刷を設定してください。

特徴
  • 項目に指定した、改ページ属性は無効になります。

  • 多目的プリンタに両面印刷用のオプションを装着していれば、両面印刷が利用できます。

  • 行移動出力は利用できません。

  • 任意の時点で帳票定義体を入れ替えることができます。

多目的プリンタ機能の元帳処理

元帳処理は、利用者プログラムが給紙、印刷、改行および排紙までの処理を一括して行う帳票モードです。項目の行位置を利用者プログラムが制御しないかぎり、同一行に印刷されます。

設定方法

多目的プリンタ機能を使用できるようにした上で、通常の単票印刷を設定してください。

特徴
  • 項目の行位置が意味をもたず、改行制御を行わないかぎり、同一行に出力されます。

  • 項目に指定した、改ページ属性は無効になります。

  • 文字の拡大、縮小は無効になります。

  • 罫線、網がけは印刷されません。

  • ID項目の入力が可能です。

  • 行移動出力およびパーティション出力は利用できません。

  • 項目の網がけおよび項目の背景色は印刷されません。

図に元帳印刷例を示します。

図5.2 元帳印刷例