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MeFt V11.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

5.4 拡大/縮小印刷機能

定型用紙縮小(画面帳票定義体)

定型用紙に縮小するには、定義体作成時に縮小率を指定します。縮小率は用紙サイズ(給紙サイズ)がA4、B4、A5またはB5の定義体を印刷する場合に選択できます。A3、A6、レター、自由、指定なしの場合は等倍で印刷されます。指定可能な縮小率を以下に示します。

  • 用紙がA4の場合

    • A3→A4

    • B4→A4

  • 用紙がB4の場合

    • A3→B4

  • 用紙がA5の場合

    • A4→A5

    • B5→A5

  • 用紙がB5の場合

    • B4→B5

    • A4→B5

注意

定型用紙縮小では、以下に示す用紙サイズを使用して縮小できます。

A3

A4

A5

B4

B5

(縦 単位mm)

410

287

200

354

247

(横 単位mm)

287

200

138

247

172

このため、各プリンタドライバでの印刷可能域が上記で示す値より小さい場合は、印字結果の一部が出力されないことがあります。

任意印刷サイズ自動拡大/縮小(帳票定義体)

任意印刷サイズ自動縮小では、印刷範囲のデータを、指定した用紙サイズに拡縮して印刷します。
ただし、用紙サイズ(定義サイズ)の物理サイズから一律に余白サイズを算出すると、以下の情報が余白サイズより大きい場合、用紙をはみ出して印刷され、その部分が印刷されません。

  • プリンタ装置の印字原点位置

  • 定義体の印刷原点

  • プリンタ情報ファイルの印刷原点位置

  • 綴じ代幅

この場合、作図領域を指定した拡大/縮小を行うと全体を出力できます。

拡大/縮小率を指定した印刷(帳票定義体)

拡大/縮小率を指定した印刷は、指定された拡大/縮小率で印刷範囲のデータを拡縮し、指定された用紙サイズ(定義サイズ)に印刷します。
拡大/縮小率を指定した印刷は、定型用紙縮小や任意印刷サイズ自動拡大/縮小が設計した用紙形式に合わない場合、などの微調整に利用する機能です。

作図領域を指定した拡大/縮小(帳票定義体)

作図領域を指定した拡大/縮小は、印刷範囲のデータを指定した作図領域に拡縮して印刷します。そのとき、印刷範囲の等方性を保証して拡縮するか、保証しないで拡縮するかを指定できます。また、印刷される用紙は、用紙サイズに指定された用紙になります。

プリンタ情報ファイルでの拡大/縮小

画面帳票定義体で用紙サイズに「指定なし」および「自由」を指定した場合、または、帳票定義体のプロパティで用紙/用紙方向指定に「プリンタ情報ファイル」を指定した場合に、プリンタ情報ファイルで指定した拡大/縮小が有効になります。関連するプリンタ情報ファイルには、FORMSIZE(用紙サイズ)PAPERSIZEY(任意用紙縦サイズ指定)PAPERSIZEX(任意用紙横サイズ指定)および REDUCTION(拡大/縮小印刷の指定)があります。

注意

拡大/縮小印刷で注意事項

  • 印刷したバーコード項目、範囲指定バーコード項目およびOCR-Bフォントの読み取り時に正しく読み取れない場合があります。

  • 同じ太さで定義した罫線が、異なる太さで印刷されることがあります。

  • 多目的プリンタ機能使用時には、本機能は利用できません。

  • デバイスフォントは、拡大/縮小することはできません。したがって、拡大/縮小印刷では、デバイスフォントは『MS 明朝』に置き換えられます。

  • 綴じ代幅、および原点位置のサイズは、拡大/縮小の影響を受けません。