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MeFt V11.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

5.3.2 印刷方向の指定方法

定義体作成時に、用紙の方向を指定できます。

ただし、以下のどれかの条件の場合、プリンタ情報ファイルのPRTFORM(印刷形式)の指定が有効になります。

また、印刷方向はCOBOLのI制御レコードでも指定できます。詳細については、NetCOBOLユーザーズガイドを参照してください。実際に採用される印刷方向については、出力ページの制御情報の優先度を参照してください。

なお、プリンタドライバの設定では印刷できません。I制御レコード、定義体またはプリンタ情報ファイルで指定する必要があります。


印刷方向は、単票印刷を行う場合に有効です。連帳印刷を行う場合は無効になります。

印刷方向の種類

印刷方向には次の種類があります。

  • 縦(ポートレート)

    用紙短辺を上にして印刷するときに指定します。

  • 横(ランドスケープ)

    用紙長辺を上にして印刷するときに指定します。

  • LP印刷(画面帳票定義体だけ指定可能)

    定義体で指定した行数、行ピッチ、桁数、文字ピッチおよび文字サイズを有効としてLP用紙に印刷したイメージを変倍でA4横に縮小して印刷するときに指定します。

注意

LP印刷を指定した場合の注意事項
  • 印刷に使用するサイズは縦287mm、横200mmの用紙です。このサイズより小さい印字可能範囲のプリンタでは、印字結果の一部が欠けることがあります。

  • 特に印刷されるデータに制限はありません。ただし、縮小して印刷するためバーコード項目、範囲指定バーコード項目およびOCR-Bフォントの読み取り時に正しく読み取れない場合があります。

  • 同じ太さで定義した罫線が、異なる太さで印刷されることがあります。

  • 多目的プリンタ機能使用時には、本機能は利用できません。

  • デバイスフォントは、拡大/縮小することはできません。したがって、拡大/縮小印刷では、デバイスフォントは『MS 明朝』に置き換えられます。

  • 綴じ代幅、および原点位置のサイズは、拡大/縮小の影響を受けません。


ソフトウェアエミュレーションにより連帳イメージのデータをA4横に縮小しているため、印刷結果はV3.0L10以前とは異なります。V3.0L10以前と同じ印刷結果にする場合は、LPCMPCT(LP縮小拡張印刷機能の設定)を「しない」に指定します。

LPCMPCT(LP縮小拡張印刷機能の設定)を「しない」に指定した場合の注意事項
  • 定義体で指定した行ピッチ、文字ピッチおよび文字サイズは無効となります。

  • 定義体で指定した文字の拡大や縮小は無効となります。

  • 定義体で指定した罫線、網がけデータは無効となります。

  • 定義体で指定した組込みメディア項目は無効となります。

  • オーバレイは無効となります。

  • 特殊項目(バーコード、範囲指定バーコード、郵便番号、ID)は無効となります。

  • OCR-Bフォントは無効となります。

  • 矩形項目は無効となります。

  • 抹消線、文字下線および項目下線は無効となります。

  • 定義体の1行目は出力されない場合があります。(デバイスフォント採用時)

  • 指定されたフォント名は有効となります。

  • 定義体で指定したゴシック体は無効となります。

  • 文字色の指定は無効となります。

  • 項目の網がけおよび項目の背景色は無効となります。


用紙の方向を切り替えできないプリンタの注意事項
  • プリンタ(VSP2740Bなど)によっては、印刷方向で「横」を指定した場合ても、「縦」として印刷され用紙の短辺幅までしか出力されない場合があります。この場合、印刷方向は指定せず、プリンタ情報ファイルのMAPINFO FORMSIZE(用紙サイズ指定)を指定してください。